頚椎椎間板ヘルニアで冬のシャワー対策

頚椎椎間板ヘルニアになり腰を曲げて浴槽に入ることができない。

浴槽の底に小さな椅子でも置けばなんとか座れるが半身浴ではこの時期逆に寒い。

その結果、お湯を浴槽に貯めることもなくシャワーだけで過ごすことになる。

冬のシャワーだけはつらい。

しばらくは高さ42cmある椅子を百均で購入して座り足湯をしながらシャワーでしのいでいた。

11月は耐えられた。

12月に入ると寒くてもう無理だ。

他の部屋にエアコンで暖房が入って22-23度とはいえ浴室周辺の気温は18度以下になる。

裸で18度前後でシャワーを浴びるとお湯をかけている間はいいが洗っている間は気化熱で体から体温が奪われて風邪でも引いてしまいそう。

風邪くらいならいいが歳を取るとヒートショックで死ぬかもしれんw

いや笑い事ではない。

こりゃあ堪らん!と浴室の暖房を調べた。

有名どころで天井埋め込み型暖房乾燥機が存在する。

有名メーカーで工事費込みで7万円前後がネットの相場だ。

現在もパナソニック(旧ナショナル)の天井乾燥がビルトインされているので拡張すれば取り付けられそう。

セコいのでもっと安くならないかと探すと高須産業製が22,000円で販売されている。

聞いたことがないメーカーだがこの手の製品の専業らしく大手より安くて性能がいいというコメントも散見した。

以前エアコンを取り付けてもらったことがあり最近ガレッジセールが宣伝している暮らしの何とかでうまく頼めばおそらく4万円台に抑えられそうな感じだ。

更に日曜大工で自分で施工すれば2.2万円だ。

図面探して確認する限り大して難しくはなさそうだし製品レビューでもDIYで取り付けた方もいらっしゃる。

腰が万全なら挑戦したかった。

施工依頼も含めてもう少し調べてみると我が家の天井埋め込みは3室の換気がつながっておりトイレと洗面所の間に位置するので給気と排気の必要な2室仕様らしい。

2室仕様の暖房乾燥機は価格が倍くらいに跳ね上がるので安くあげるために1室仕様を買ってトイレからの換気を浴室バイパスして洗面所へのダクトと浴室から洗面所のダクトをY字ダクトでつないで…みたいな工事をしたい。

理論上は無理は無いし難しくもない。

しかしイレギュラーな施工であとで何か起きたら補償もできないので依頼しても首を縦に振る業者はなさそう。

前述の通り安くあげるために自分で作業するのは今は無理ということで天井埋め込みは諦めた。

浴槽内壁掛けヒーターもある。

こちらなら作業は少なそうなので自分でやれる。

しかし浴室内へ電源確保とその水気対策が面倒なので直ぐに諦めた。

次にトイレと共に浴室内を暖めようとカセットガスストーブも考えた。

軽いのでシャワーを浴びる前に浴室に持ち込んで20分くらい暖めて戻せばいい。

災害対策ともセットにできる。

しかし概算で月に5本以上のボンベを廃棄しなければいけない。

費用面では電気ヒーターと変わらない気がするがボンベを捨てるのが面倒なのでこれもやめた。

次に考えたのが単純にセラミックファンヒーターを洗面所に置いてシャワーを浴びる前に浴室に移動させて暖めてシャワー時には洗面所に戻す作戦だ。

昨年に2万円のダイキン遠赤外線ヒーターをプチリフォームで捨ててしまったのが失敗だったがまさか当時はこんな目に遭うとは予想もつかないので仕方がない。

それにセラミックファンヒーターは価格も安いものなら1200W製品が6千円前後からあるしファン付きの方が早く暖まりそう。

天井埋め込み暖房より出力高いし下から暖めるので暖房時間は短くて済む。

コスパもよくて自分の中ではベストチョイスかな?

量販店やホームセンターでどれがいいか物色していた。

その間もシャワーは浴びなきゃならないのでリビングを朝暖め専用のガスファンヒーターをわざわざ洗面所入口まで持ち上げて移動して2部屋を温めていた。

さすがガスファンヒーターはこれまでの製品とは熱量が段違いなので一気に温まる。

何年も前に浴槽に浸かれない時にもこれをやっていた記憶がある。

ただ難点は浴室とガス栓がかなり距離があるのでリビングの入口から洗面所、浴室を同時に暖める必要があり効率が悪くガス代がかかる。

非常に長いガスコードを購入する手もあるが出力が低下するようなので導入したくない。

それにガスファンヒーターの移動に毎度屈まないといけないので腰が危険だ。

健康最優先でガス代上昇は諦めるとして持ち上げずに足でスライドさせて移動していると床が傷だらけになる。

せっかく自分で磨いて塗装したフローリングを傷つけたくない。

台車に載せて移動できればいいが所有するガスファンヒーターサイズに合う製品がなく価格も4000円前後とそこそこする。

だったら少し足して軽いセラミックファンヒーターでも買った方がいいかなとしばらくの間は堂々巡りになっていた。

そしてセラミックヒーター物色中にホームセンターで見かけた板とキャスターで特注のガスファンヒーター用の台車が安く作れそうと考えた。

これさえあれば足で蹴って移動できる。

紐でもつけて引っ張ってもいい。

キャスターを最小サイズで安く抑えたら1200円で作れそう。

木材の材質に色々種類がありどれが台車に向いてそうか?ネジ開け加工がしやすいか?を調べるため一旦持ち帰り翌日にもう一度出かけた。

するとホームセンターの入口に木の台車が入荷されていた。

前日は大きな台車しか残っていなかったのでスルーしたが一番小さいサイズが自宅のファンヒーターにピッタリのサイズだ。

価格も税込1400円野外用なのでタイヤの跡が床につきそうだがファンヒーターの裏で擦って傷をつけるよりはマシだろうと購入した。

実際に使ってみてオカムラのワーキングチェアのキャスターほどの滑らかさはないが腰を落とさないよう足で蹴りながら移動させても問題ない。

これで腰に負担をかけず移動も自由自在だ。

元々床もフローリングだし台車も木製なので熱風程度は大丈夫だろう。

12cm床上げされるので地震があると危ないが朝の暖めとシャワーで1日正味20分も使っていない。

メーカーも想定していない使い方なので自己責任で使い続ける。

安くていい台車を見つけられた。

腰椎椎間板ヘルニアは前屈の体勢を取らないようにいかに生活し続けられるようにするかが大切だと思う。

但し浴室暖房を検討している賢明な皆様は最初に紹介した天井埋め込み型暖房乾燥機あたりを業者かメーカーに取り付けてもらうのがお金はかかるが安全でスマートでよろしいかと。


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コメント

  1. J.B. より:

    入浴出来なくても沸かして蓋を外せば全体が温まるのでは、と思いました。また、半身浴にしてその上からシャワーを浴びるとか。
    まあ暖房した方が確実ですし、既に対策もされているので、無駄な議論ですが。

    • おーら より:

      コメントありがとうございます。
      我が浴室は古いためかもしれませんがお湯を張っているだけではなぜか暖かくならないんですよね。
      浴槽に浸かって身体を温めてからじゃないと身体を洗えない寒さなので浴室の断熱が足りないんじゃないかとw
      半身浴も考えたのですが時間がかかりすぎるので諦めました。

  2. 匿名 より:

    いつも楽しく拝見しています。
    さて、浴室を暖める件ですが、簡単な方法があります。
    単身赴任の時、行ってました。
    それは、
    1. シャワーをなるべく高いとこにセット。
    2.給湯温度を45〜50℃くらいにセットして、風呂に向けて出しっぱなし。
    3.10分くらいで、浴室がすごく暖まります。
    また、浴室が蒸気サウナ状態になるので、少しリッチな気分も味わえますよ(^ ^)
    風呂に溜まったお湯は、体を洗った後、洗髪の後の流し湯に使用します。
    ではでは…。

    • おーら より:

      コメントありがとうございます。
      これはいい方法ですね😊
      今晩試してみます。
      しゃがめないので溜まったお湯は捨てるか災害対策用に残しておきます。
      ありがとうございました。