Amazon Fire HD10第7世代の後継をbangoodで注文した

自宅にはアマゾンプライムビデオやYouTubeを観るためのガジェットが2つ稼働している。

ひとつは居間にある48インチテレビにつないだFire TV Cubeで、

もうひとつが寝室にある10インチタブレットのFire HD10だ。

どちらもアマゾンデバイスだ。

寝室のFire HD10は購入から3年経過した2017年モデルで動画を観る分には現役だが度重なるOSアップデートのせいでChromeで検索をする程度で軽く1分フリーズをするようになってきた。

それにたまに観たくなる4k動画もカクカクだ。

最新のFire HD10 PlusであればAntutuが2倍の15万点出るのでそろそろ買い替え時かと気になっていた。

ちょうど年始のアマゾンセール(1/3 9時-1/6)でHD10Plusの6000円引きが始まる。

しかしまだHD動画は観れるしと踏ん切りがつかない。

それにアマゾンデバイス部門の企みに負けたような気がして易々と買い替えたくも無い。

何か後押しする口実が必要になる。

ふとアマゾンでFire HD10 Plusのスペック表を見つけて眺めていると重量が468gしかないことに気がついた。

一昔前はAndroid10インチタブといえば600g台が当たりでアマゾンタブだけが安っぽいプラスティックの軽さを活かして500g台の軽量化を図れていた。

それがまさかiPad Air4並に10インチで400g台まで軽くなっているとは知らなかった。

調べてみると格安10インチタブでも何台か400g台のモデルが見つかる。

これまで格安タブレットはスペックがそこそこでも使い物にならない最大の原因がマルチタップが弱い点だった。

安く上げるためにタッチパネルに最安品を使っていた。

しかし最新の格安タブは吟味すればタッチサンプリングレートが120Hzまで実装していたりするものまである。

この格安10インチ中華タブレットは進化過程中なのでもう少し待てば成熟した製品が揃いそう。

知的財産なんぞ無視してお互いに良い製品をパクりまくって製造しているから進化が早い。(誉めていない)

もし軽い10インチAndroidタブレットさえあれば自宅の全てガジェットの中のメイン機であるiPad mini6を旅行に持ち出す必要もない。

それにiOS製品はサイドロードの7日間問題がネックになっている。

その点Androidは自由が利く。

旅行兼用で普段はアマゾンタブレットの後継の寝室用にすれば今以上に活用できると購入意欲が俄然に盛り上がってきた。

約2.3万円のFire HD10 Plus(64GB)をセールで買ってもいいのだが、持ち出すとなるとセキュリティが暗証番号(PIN)しかないのが気に入らない。

自宅ならパスワード無しでスワイプで開くようにしておけばいいが旅行で持ち歩くとなれば紛失の可能性もあるのでロックをかけて指紋認証なり顔認証なりのセキュリティは必要だ。

マスク生活が続いているので指紋認証がベストだが使うのは主にホテルメインであとは旅客機内くらいなので顔認証でもいい。

Fire HD10 Plus(64GB)がセールで1.8万円と仮定すると2万円前後でそれ以上のスペックの10インチタブレットがいいかと探し回った。

条件としては、

  • 2万円前後の10インチ タブレット
  • 顔認証か指紋認証あり
  • antutu15万点以上
  • 画質がHD10plus同等以上
  • 重量が468g以下
  • MicroSDスロットあり
  • USB-Cあり
  • GPS(SIMスロット有れば普通はね)

1.5万円〜2.3万円の格安10インチ中華タブレットは山のように販売されているがスペックが同等以上と重量400g台で、

  • Teclast T40シリーズ
  • Alldocube iPlay40シリーズ
  • CHUWI HiPad Air
  • BMAX I11
  • Alldocube Kpad
  • VASTKING Kingpad M10

に絞った。

見つけられただけでこれだけあるので10インチタブレットは意外と多い。

もちろん500-600gや1万円台前半の低スペック機を含めたらかなりの数になる。

メーカー名は知っているというかCHUWIは8インチのWinタブを10年近く前に買ったことがある老舗だ。

AndroidとWindowsのデュアルブートとかも作っていた気がする。

Teclastも当時から比較対象になっていた記憶がありBMAXはパソコンで聞いた名前でAllocubeも前述二つのタブレットメーカーよりは後発組だが格安タブレットで知られている。

VASTKINGは知らん。

まずKpadのスペックだとFire HD10を買っても大差がないので除外する。

BMAX I11、Kingpad M10、Teclast T40Plusはカメラ以外筐体のデザインも含めて見分けがつかない三兄弟機のようでこの中ではT40Plusがいいだろうと他は除外した。(KingpadだけRAMが少ない)

そっくりなのを比較検討に並べても仕方がない。

CHUWI HiPad Airは上位のProの評判が悪すぎたのとRAM4GBで除外した。

残るはTeclastのT40シリーズとiPlay40Proになる。

そしてスペックを並べてみて重要なことに気がつく。

要件にイヤホンジャックが必須だった。

頭の中は旅行中心のスペックで考えておりイヤーピースアレルギーで有線イヤホンなんて使えないので不要だと思っていた。

しかしイヤホンジャックがないと寝室でスピーカーにつなげられない。

Bluetoothスピーカーはいちいち視聴時につけたりしないといけないので電源オンで放置の有線をそのまま使いたい。

イヤホンジャックが無くても旅行用として問題ないが寝室用としては問題ありだ。

アマゾンのFIRE HDシリーズで当たり前に付いているので気にしていなかった。

しかしスマホやタブレットの格安機からも今時はイヤホンジャックが付いている機種はレアな存在になりつつある。

ROMが256GBもあるiPlay40Proに心が傾いていたもののイヤホンジャックが無い時点で候補から消えた。

実は比較なんてしなくても10インチでそこそこの性能な450g台のイヤホンジャック付きで絞れば前述の三兄弟しか見つからなかったので選択の余地もなかった。

無駄に長い時間調べる必要もなかったw

iPlay40Proと同時に検討していたT40Proも新発売でセール中なのと高速充電ができるので唾を付けていたがこの機種もイヤホンジャックがない。

ほとんどのスペックサイトがイヤホンジャックありと勘違いをしている中で無いと明記したサイトをひとつだけ見つけられたお陰で気がついた。

危うくT40Proを注文するところだ。

たしかにイメージ写真からイヤホンジャックは消えていた。

(中国メーカーの妄想で加工しており実際はこんな狭額縁では無い)

この価格でスペック表通りそこそこな性能な上に高速充電がついているのはいいがイヤホンジャックは必須なので仕方がなく除外した。

結果として要件にあった機種は、

TeclastのT40Plus(2.1万円)かBMAX I11(2.2万円)のいずれかになる。

どちらでもよかったがタブレットメーカーとして名前を知っているという理由でT40plusを選んでさっさとBangoodで注文した。

輸送の保険つけて無料のはずの送料かかってクーポンつけてこの価格。

クーポンが効かないと2.2万円だったので大差ない。

多くの格安中華タブレット場合イメージ写真は狭額縁詐称で、このメーカーもその例外にもれないので実機は購入者のレビューサイトを確認いただくのが間違いない。

理解して買っているこの端末の悪いところは、

  • カメラがゴミ
  • USB-CなのにPD充電器使用不可
  • eMMCなのでストレージ速度が遅い
  • SIMスロットの作りが雑
  • イヤホンジャックを挿してもスピーカーから音が…
  • WidevineがL3
  • バッテリー不足

何と比較するかにもよるがiPadあたりのカメラとではお話にならない。

お爺さんお婆さんがよく旅行でiPadで写真を撮ったりしているのでカメラの需要も無いことはないんだろうけど格安タブでカメラ撮影は考えない方がいい。

この充電問題があるために本当はT40Proが欲しかったがイヤホンジャックがないので仕方ない。

両端がUSB-Cのケーブルでは多くの充電器で充電すらできないようだ。

USB-Cで統一したいところ両端がUSB-AとCのケーブルも旅行で持っていかないとダメだ。

eMMCは昔のスマホで使用されていたストレージでインストールが遅いためイライラする。

それでも一度アプリをインストールしたらスマホほど頻繁に入れ替えることもない。

もしUFS2やUFS3なんて積んだらこの価格で販売できない。

SIMスロットに挿しても反応しないので何度か入れ直すのが当たり前らしい。

今のところSIMを挿すつもりがないので問題ないがいざ挿そうとして認識しないのは困るので届いたらテストはしておく。

イヤホンジャック挿しても音が出ることがある問題は外でイヤホンジャック挿して使うことはないので気にならない。

WidevineがL3なのでNetflixやアマプラなど著作権保護があるストリーミングやビデオオンデマンドはSD動画しか観れない。

格安中華タブの大半がそうなので高画質で観たければiPadやFire HD10やまともなメーカーの中級機以上を選ぶべき。

アマプラやNetflixはCUBEで観てるので気にしない。

寝室ではWidevineに関係ないYotubeメインで旅行はオフラインでも使いたいので動画を持っていくので大丈夫だ。

最近スマホでもバッテリー6000mAhがあるくらいなので6600mAのAndroidタブとしては足りない感じ。

中華タブのレビューは提供だらけでまともに使っている人が少ないので実情が分かりにくい。

似たようなハードウェア構成のTeclast M40を実際に使っている人がバッテリーについて動画6時間、重めのゲームやって4時間だろうとレビューしていたのでそれくらいと見ている。

自宅ではケーブル接続なので関係ないしフライト時間も長くて6時間なのでまあちょうどいい線だ。

カメラ、eMMC、L3についてはほとんどの格安中華タブの特徴でバッテリーも400g台では仕方がない。

能力的には以前使っていた8インチタブレットのd-01JのantutuがV6で総合9万点だったのでV9で総合20万点(3Dが4万点)以上有ればまず普段使いにも支障がない。

有名なスマホでパフォーマンスが近いものは、

  • OPPO RENO3 A
  • OPPO A5
  • Xperia 10 Ⅱ
  • Moto g9

あたりで、国民機のAQUOS SENSE3よりは速くSENSE4より遅い感じ。

あくまでベンチマーク上なので体感は届いてみないとわからない。

聞いたことがないUNISOC T618だがこの中華製SoCのお陰で同等のクアルコムのSnapdragonを実装すると4万円になるところ半値の2万円強のコスパタブレットが実現できている。

まだT6番台、T7番台はantutu20万点前後のエントリークラスを作っている状態だがT8番台あたりをプロセスルール12nm以下で作り出したら台湾系企業のクアルコムやメディアテックのライバルに近づく。

2021Q2はクアルコムやメディアテックの1/10のシェアしかなかったがYoYで14726%と爆発的に数字を伸ばしており多くのスマホのエントリーモデルに積まれると世界の脅威になる。

それどころか万が一にも台湾が中国に盗られるとSoC業界は中国に覇権を握られて危機的状況だ。

いかんいかん保守系ガジェットブロガーなので話が逸れるw

RAMもROMも十分な容量で大量に動画を持って旅行時もMicroSDを挿さず手持ちのSSDをつなげばいい。

ただROMはアマゾンタブと同じくeMMCなのでくっそ遅いのは仕様がない。

SIMが挿さるので旅行中にメインスマホを紛失してもこのタブレットに海外SIMを再度買ってこれば緊急時のサブ機代わりになる。

海外旅行のスマホ2台持ちも不要になりそう。

オール中華製端末の情報漏洩防止に対して素のAndroidなので変なデータは抜いてるような作りではないがSoC自体が中国謹製なので油断しないようグーグルやヤフーの個人情報の無い捨て垢を使ってファイナンス系のアプリはインストールしない。

(この件に関してはアップルやGoogleだってビジネスのため情報を抜いていると考えているがそのデータ保管の機密性の違いでGAFAあたりは漏れたと騒ぎになれば株価がガタ落ちだが上場していないような中華メーカーは関係ないので悪意のある第三者にデータが渡る可能性が高い方を気にしているだけ。案外台湾製のSoC使った中華タブは国産並みに安全な気もするw)

メールアプリもLINEもインストールしない。

個人情報も書き込まないしクラウドサービスにもつながない。

自宅の動画鑑賞と旅行でグーグルマップ、エミュレータ、予約、旅行の情報収集、旅行写真の保管あたりだけが使用目的なので問題ない。

敢えてiPadの高画質ではなく低画質カメラの不鮮明を活かし地域活動のオンラインミーティングにも使用したい。

内容なんて漏れたって問題ない。

アマゾンプライムビデオのアカウントだけは使うが動画データしか流れていないし2段階認証なのでパスワード抜かれてもどうということはない。

1月中旬には届くはずなのでアマゾンタブレットと入れ替えが楽しみ。

最近は購入時で後悔する商品が多いので久々にいい買い物をした。

但しあくまでiPad mini6がメインタブレットなので1台目を検討しているなら迷わずiPadシリーズをお薦めする。


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