3Dプリンターで作ったものランキング

3Dプリンターを購入して日が経ったので作ったモノのランキングを考えてみた。

あらかじめ申し上げておくと3Dプリンターで印刷するのは自分が欲しいものであって他人にはガラクタの可能性が非常に高い。

なぜなら多くの人が欲するならとうの昔に製品化されてホームセンターや百均やネットショップに並んでいるはずだ。

前置きはこれくらいにして便利だと思ったモノからご紹介していこう。

1位 コントローラー誤動作防止カップ

Oculus Quest2のビートセイバーで難関であるエキスパート+の特定の譜面をクリアするために作った。

クリアできない譜面はノーツ間が広い割に平均音符が速めで腕の動きが激しくなる。

力が入って振っている最中に表面のボタンを誤って押し込んでポーズ状態にしてしまう。

せっかくいいところまで来ていて一時停止すると集中が切れるのでイラッとしてコントローラーを投げつけそうになる事幾たびだった。

そこでボタンを間違えて押さないように保護のカップを作った。

試作1号は指周りだけの半月型にした。

しばらく使ったが安定感がないのでカップ型にした。

力み出すと左手の指が動く癖があるようなので左側だけ着けている。

ほとんどの人に無用の長物だがこれのお陰で力が入っても一時停止することがないので苦手な譜面をクリアできこのゲームが飽きずに続いているのでいいものを作った。

ゲームが2ヶ月以上続いているので千円以上の価値はある。

2位 ドアラッチ

3Dプリンターを買って2番目に作った高さが足りないドアストッパーの失敗作を流用したドアラッチが2位だ。

分かりにくい物なので動画を観ていただければ。

その名の通りドアにラッチをかけるだけのものだ。

なぜこんなものが必要だったかといえば、我が家のロボット掃除機はかなり元気な奴でドアをしっかり開けていても突進を何度か繰り返してドアを閉めてしまう。

その閉める確率が5割を超える。

ストッパーを使っていたがそれも外してドアを閉める。

その結果他の部屋を掃除しない。

ある種ロボットのサボタージュやストライキかと思うがそれを許さないために作った。

ロボット相手ならブラック企業経営者のような非情な人間になれる男だ。

作ったと言っても元々は毎回手動でストッパーをドアに噛ませるつもりだったがひょんなことからラッチにすることができた。

設置して1ヶ月が経過して剥がれることもなくロボット掃除機がドア閉めをすることも無くなった。

我が家では千円弱の価値はある製品だ。

3位 ガジェットスタンド

これまでスマホやタブレットはダイソーの皿を立てかける木製スタンドを代用していた。

便利だったが不満は4枚しか置けなかったこと。

小さなスタンドを追加してもサイドテーブルが小さいので置けない。

そこで同じ面積で5枚置けるガジェットスタンドを作った。

設計した時にあえてガジェットを支える棒を5cm→3cmと短めにしたので10インチタブレットだけ端に置くとバランスが悪く不安定だが普段使いには問題ない。

作ってみて分かったがダイソーの木製スタンドはよく練られて設計してある。

一応5個置けるスタンドは百均では手に入らないと思うので価値としては200円かな?

65gとかなり材料を使ったのでコストも100円以上かかっており印刷にも5時間以上かかった。

これまで作った中で最大級サイズの印刷物だ。

4位 布団ノズル用ジョイントNo.2

布団ノズルのジョイントは2つ作成した。

その二つ目に作ったものだ。

角の筒と丸い筒を組み合わせたところがポイントだ。

元々は筒状のジョイントでツインバードクリーナーをつないで使うつもりだったがやはりコードレスの日立製クリーナーの方が機動性が高いので活用している。

主にマットレスの掃除ばかりなので以前実験した時の敷パッドほどは汚れは取れていないがダニは吸い込んでくれていると信じたい。

ホームセンターに売っていたら380円だろう。

精度を考えて積層方向をタワーのように縦にしたが強度を考えるなら横に寝かせて印刷すべき。

5位 ケーブルホルダー

この手のケーブルホルダーなんてアマゾン探せばいくらでも見つかる。

それでも3Dプリンターで作るメリットは太さが違うケーブルの配置によって穴の大きさを変えて製作できる。

右端は細いコードなのでかなり小さめに作った。

写真では分かりにくいがひとつずつコードの太さに合わせサイズも変えている。

これぞワンオフ製品だ。

カスタム品なので300円は出してもいい。

6位 リモコンボックスの仕切りの留め具

作ったのは薄っぺらい板にレールを付けただけのものだ。

設計時間も僅かだった。

ダイソーで販売していた半透明の間仕切り6cmをセリアのリモコンボックスに固定するために使っている。

このリモコンボックス(J-990)にどうしても6箇所の仕切りが欲しかった。

4仕切りのリモコンボックス(J-9905)も使っておりこちらを二つだとサイズが大きすぎてサイドテーブルに設置できない。

そこで2箇所間仕切り使って固定するための留め具を作った。

留め具そのものは2液混合の接着剤で貼り付けた。

一応レールになっているので半透明の間仕切りは取り外し可能だ。

便利になったがあくまで脇役なのでこのランクとした。

これも百均探しても見当たらないので200円の価値があるかな?

7位 電動歯ブラシスタンド

中華製の電動歯ブラシを使っているのだがスタンドがない。

安い割に振動が強いので気に入って使っている。

底面が充電口になっており金属なのでそのうち腐食しそうだ。

これの前機種も底面に充電接点があり真鍮か銅を使っていたようで洗面所で濡れるため緑青が吹いて腐食してボロボロになりあっという間にゴミになった。

本当にあっという間だった。

今の歯ブラシの接点は鉄製っぽいので耐久性はありそうだがこの機種は売ってないので腐食して壊れないようにと底面を守るためスタンドを作った。

ただ穴の深さが少し足りなかったようで不安定だ。

あと水を逃す小さな穴を作るべきだったが作り直す材料も時間ももったいないのでそのまま使っている。

価値としては50円くらい。

8位 住所スタンプキャップ

住所スタンプについたインクが他のモノに当たらないように製作したスタンプキャップだ。

ただの箱だが3Dプリンターを買って記念すべき最初の印刷物になる。

現時点ではまだ使うことがないのでこの位置になった。

9位 キンドルホルダー

キンドルを片手でホールドするために作ったホルダーだ。

アマゾンにいけばいくらでも販売しているが簡単なので作ってみた。

本当は左横の薄い試作版のように縦真っ直ぐにハマるサイズで作った。

手が入る場所が小さくて下にずれている方がホールドしやすいと寸法を変更したところ全寸が伸びてしまったので斜めで使うことにした。

作り直すほどのものでもない。

普通に使えているが設計上の失敗作なのでこの位置だ。

10位 キッチンネットスタンド

白い方はセリアで買ったキッチンネットを立てかけてそこにフックをかけて調理グッズをかけるためのスタンドだ。

それをロボット掃除機の侵入禁止場所にバリケードとして使っている。

セリアで販売されているので作る必要もないが置いてある店舗が少なく探し回ってクルマで出かけないといけない遠い1店舗しかない。

今後も使い道がありそうだが扱い店舗が少ないのでそのうち販売終了するのではないかと危惧して試作した。

キッチンネットをはめると僅かに緩いのでいくつか生産する際にはあと少し溝を小さく調整しよう。

使っていないし今後もいつ使うかわからないので10位とした。

終わり

ピンとくるモノは無いかもしれないがこういった自分専用のワンオフ製品を作る楽しさが少しでも伝われば嬉しい。

1位以外はプリンターが到着して10日目までに作ったものでそれ以降は滅多に印刷をしていない。

頭の中にあった作りたかったモノはひと通り作ってしまったのでこれから新しく作りたいモノがないと印刷することもなさそう。

CADソフトの学習の為にサンプルをと考えてみるものの欲しくないものをわざわざ作るモチベーションが上がらない。

フィギュアやプラモやジオラマやNゲージとか釣りのルアーやクルマやバイクいじりで部品作りとかの趣味があるならいくらでも作りたいモノが生まれそうだが日用品だけでは限界がある。

大抵は百均で買えるしパッパと何十個も世の中にないアイデア日常品がイメージできるなら百均に商品を卸す会社にでも就職するぞ。

ただせっかく買ったフィラメントが湿気を吸ってダメになりそうなので何か絞り出してでも使い切りたい。


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