血管年齢検査2022 新検査を受けてみたらかなり違う

毎年血管年齢検査を受けている。

血管の硬さなど急激に変化することもないだろうし3年に一度で十分かもしれない。

ただ足の動脈が詰まりかけているとか血管年齢以外の症状も見つけてくれるのと自費でも1000円と安いので毎年受けることにしている。

今年も4月上旬に検査した。

動脈硬化の疑いがあればクリニックによっては保険が効くので300円になる。

これは医院長の経営判断なので前に通ってたクリニックは自費検査のみだった。

今のクリニックは家族性高脂血症で治療薬を飲んでいることにより保険適用となった。

そういえば四半期終わってようやく今年初の健康診断だ。

今年は少しペースが遅い。

大腸カメラは予約が決まっているのでいいが脳ドックは過去に受けたクリニックへ行くか別に東京に旅行ついでに格安クリニックで受けるか悩みどころ。

何せ東京は病院がわんさかあるので名古屋の最安値で高速バス含めても東京で受けて行きたいところに寄って検査しても安いクリニックもある。

退職前に遊びついでに全身癌検査のPET-CTを半値で受けられる東京の病院に行ったのも、はや五年前だ。

PETでは癌を見つけることはできなかったが回腸に腫れがあり大腸カメラを受けるきっかけにはなったので半値で検査をやってくれていなければ違う世界線で癌の転移が広がって人生終了していたかもしれない。

最近は全身癌検査のDWIBSが出てきて昨年受けてみた。

怪しい部位が一切ない結果からおそらくこちらをPETの代わりに受けていても大腸カメラに辿り着いていなかったと想像できる。

本当にタイミングと運が良かった。

脳ドックも春には受けたいので次の旅行の後にでも決めておこう。

胃は昨年も受けたので今年受けるかは大腸カメラ後に決めよう。

検査専門で通っているクリニックの医師によると胃は毎年、大腸は隔年でいいよという感じだった。

さて血管年齢検査だが新しいクリニックの検査装置はタイプが異なる。

過去2回受けていたのはPWV/ABI検査で今回のはCAVI/ABI検査となる。

新しい検査方法で日本で開発されているため論文の内容も贔屓目か知れないがCAVIの方が血圧の影響を受けにくく精度が良いとされている。

CAVIは,血圧に依存しない動脈の硬さ(arte- rial stiffness)を簡易にかつ正確に測定できるわが国で開発された非観血的動脈硬化指標である1). 同一のWindkessel管において血管壁の口径変化とPWVは相互変換が可能である。CAVIはstiffness parameter β理論2)を基にBramwell-Hill の式を応用することで血管の硬さを定量化した。

中略

CAVIが従来のPWVに比べて血圧による影響が非常に少ないことは 多くの臨床成績から示されている。

また急性効果ではβ遮断薬であるメトプロロールを急性 投与し,baPWVは有意に減少したがCAVIでは殆ど変化がなかった。

抜粋 血液機能検査CAVI、PWV、ABI

毎年同じ検査を受けるより測定方法を変えてみるのも多角的に傾向が見えて面白い。

検査方法はこれまでのオムロン製のPWVと同じで四肢に血圧計バンドをはめられて腕脚に心電図のクリップを挟まれ胸に心音計をつけて数分で結果が印刷される。

家庭用血圧計より強いバンドで締めつけるので空気が入ると少し痛いがこれもPWVと同じだ。

検査時間もほぼ同じか若干短いくらい。

PWVは左右同時の測定だったがCAVIは片側ずつ計測していた。

結果は年齢相応か少し高めと出た。

素晴らしい検査だ。

右側がほぼ年齢相応で左側の方が50代後半になる。

PWV検査は2回とも血管年齢は60代後半から70歳近い結果だった。

より若い血管年齢といわれた検査を信用するぞw

それにCAVIの方が精度がいいと言われているのでなおうれしだ。

この結果を見ると不耐性が出る一昨年まで家族性高脂血症でアドルバスタチンを15年以上欠かさず飲み続けた努力が報われた気がする。

それにこの歳で年齢相応なら今後は副作用に抗って治療薬を飲む必要もない気もしてきた。

この命も長くて30年、LDLコレステロールが高くても今から動脈硬化が進んだところで脳や心臓の血管疾患は滑り込みセーフに出来そう。

スタチンとゼチーアが不耐性になり、もしEPLが効かずロトリガを飲んで血が固まりにくくなるのも大怪我した時に嫌なので服用をやめてしまうのも手だ。

前のクリニックでは「血管年齢検査できます。但し自費のみの検査」と張り紙をしていたので千円で検査した。

今回検査したクリニックでは特に血管年齢測定器があると張り紙すらなかったが高脂血症の薬をどうするかの相談中に

「他のクリニックで以前血管年齢チェックしたら…」

という話をしていたら

「うちのクリニックにも“あるよ”」(田中要次風)

と聞いたので受けることにした。

結果を受け取って新しいCAVIだとわかった。

機器に一千万円近くしたが医療ポイントが低すぎて中々初期投資分が回収できないと嘆いていたので「血管年齢検査を受けましょう」みたいな張り紙を待合室に出したら?と言ってみたがそれは嫌らしい。


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