MOOSOOの激安ロボットクリーナーをオーバーホールしてみた

6000円台のセール品で買ったロボットクリーナーが爆音になってきた。

元々かなり静かなロボットクリーナーだったがバキューム音が籠ったように唸り出し扉を2つ挟んだ先で掃除していても耳障りだ。

壁にぶつかると爆音になったりまたぶつかると静かになったりを繰り返す。

昨年4月に購入して16ヶ月間使ってきた。

3日間のスケジュールと手動で出かける時に週1回のスタートさせているので週平均4回稼働している。

従ってこれまで約250回稼働した計算になる。

どうせ格安品だしそろそろ寿命だろうか?

初代の同価格帯の激安ロボットクリーナーは半年でギギギと異音が出始めて1年でまともに動かなくなった。

それを考えればよく働いてくれた。

ただバキューム以外は元気で足回りなどは初期の頃と遜色がない。

初代は足回りがガタガタでどうしようもなかった。

バッテリーも購入直後に90分稼働していたのが70分に下がり60分を切りみるみる弱っている。

買った当時は50㎡は掃除していたのでかなり網羅できていたが20㎡では運が悪いと数週間掃除されないエリアが出てくる。

最早ロボット掃除機の機能を果たせていない。

バッテリーも中華製メーカーにしてはアフターフォローがしっかりしており交換部品を供給している。

ゴミを取り込む回転ヒゲやフィルターのサプライ品もメーカーサイトや楽天で入手できる。

この手の中華製は大抵が売り逃げ上等!なのに珍しい。

おそらくこのメーカーは日本市場にも根付こうと粘っているんだろう。

バキュームさえしっかりすればバッテリー買い換えて使い続けられそうだ。

ただ本体価格がセールで6700円で買ったものに3000円出してバッテリーを替えられるか?

が問題だ。

一方で最近は中華製格安ロボットクリーナーを探しても1万円を割るような製品が無くなってきた。

今のところ元は潰れそうな中国経済支えるため利下げで下がっているので中華製品はアップルのiPhoneみたいに為替の影響は受けないはず。

単に安い製品を販売するメーカーが無くなっただけだ。

これも中国に余裕が無くなった表れだろう。

似た構造のAnkeriLifeの最廉価クリーナーでも1.6万円するしそもそも耐久性がこのMOOSOOより低かったら悲しい。

そこで分解してバキューム音がなんとかならないか調べてみる。

バキューム用モーターをアリエクかアマゾンで探して買ってきて交換できればワンチャン新品並みの状態に戻りそうだ。

ノーブランド品の分解方法など出回っていないのでひっくり返して全てのネジを取っていく。

バッテリーは裏蓋とネジ2本取れば簡単に交換できるのがわかった。

初代ロボットクリーナーのバッテリーは捨てられないので取り外して取ってあり比較してみると違うメーカーでも互換性がありそうだ。

どちらもリチウム電池の18650が4本入っているんだろう。

足回りを分解したがここは本体取り外しには関係ないらしい。

よく見ると中華製なのに思った以上に足回りの作りがしっかりしていると感心した。

だから初代のように簡単には逝かないのだろう。

主要パーツは耐久性のある日本製なのかな?

底側のネジを全部取っ払ってクリーニング機構のローラーを外した下にある最後のネジを外せば裏蓋と天面が分離できた。

ポイントは封印シールの下にあるネジでこれに気がつかないと開かない。

コネクタは外すとわからなくなりそうなので最低限引き抜いて基盤を外して少しずらし真ん中のバキューム機構を取り外す。

よくもまあこんな小さなおもちゃクオリティの吸引機構でゴミが吸えるものだ。

モーターなんて下手すればミニ四駆やラジコンカーで使っているものより小容量じゃないか?

(ミニ四駆世代じゃないのでそっち系のモーター買ったことない)

取り外してモーターの型番を調べようとしたが基盤などにがっちり接着されているようで取れない。

このロボットクリーナーをサポセンなどで修理する可能性があるのかわからないが交換する場合はこのアセンブリごと替えるんだろう。

せっかくここまで分解したのに新品に交換できないのは残念だ。

他にバキューム機構に問題になるような破損などは見当たらない。

諦めて清掃だけして元に組み戻す。

その時にダストボックスが

挿さっているかのセンサーを上下逆に挿してしまい認識しなくなりしばらく悩んでいた。

正しくは上側のコネクタを奥に入れるのだが下側のコネクタを上にした方がしっくりくるので間違えていた。

そして期待せず掃除をさせて観察していたらバキューム音が購入当時に元に戻っていた。

何度も壁にあたっても音が爆音に変わらない。

ありゃ直っちゃった。

ゴミもしっかり吸い込んで溜まっている。

特に何かしたわけではない。

おそらく組み直したことにより吸気か排気の通り道の隙間でもできていたのが塞がれて静かになったのではないかと推測している。

これなら1年使えそうだと考えてバッテリーを交換することにした。

そこで楽天で商品をチェックしたら運がいいことに2000円にまで下がっていたので即ポチった。

ちなみのバッテリーは3本タイプと4本タイプがありどちらを送るのか注文後に通知がくるので返答が必要だ。

事前にバッテリーを確認しないと分からない。

交換したので動作時間が購入当時の90分以上に戻りしっかり部屋を掃除してくれそうだ。

これで1年半耐えれば3年使って8700円の投資で済む。

初代ロボットクリーナーは基礎体力が低いのに休み無しで毎日働かせるブラック職場だったため半年で足腰ガタガタになった。

労災休業補償も使わせず少し休みを与えて働かせ続けた挙句1年で廃棄となってしまった。

あれはかわいそうなことをした。

二代目についてはその反省を活かして週3〜4日労働とホワイト企業以上の好条件なので簡単にはリタイアしないはずだ。

この間に三代目を探して安い同型機を見つけたら買っておこう。

この機種がダストボックスが全く同じ形状なので同型最安だと思うがレビューが少なすぎて買えない。

これに1万円も出すならあと少し足してiLifeのv3pro買うぞ。


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