2022年度分マイナ確定申告で過去に思わぬ損をしていたと知り悔しがるw

マイナンバーとスマホとPCを使って確定申告を済ませた。

申請日は受付開始より少し早めの2023/2/9だ。

保険証と公金受取口座もマイナンバーに登録済みでスマホでマイナポータルが使えるようにしてある。

勤め人をしていた頃はサイドビジネスの収入として申請していたが現在は特に必要はなく国保の保険料を確定するための確定申告だ。

もちろん確定申告ではなく市民税・県民税申告で肩代わりしてもいい。

むしろ市民税・県民税申告の方が記入が簡単だ。

しかし株式配当の還付金が欲しいので昨年から確定申告で申請している。

マイナンバーカードを使った確定申告は入力画面まで辿り着くのが手間だったが辿り着いてしまえばかなり便利になっている。

驚いたのは昨年使った医療費データをマイナンバーの仕組みで自動で引っ張ってきて医療費控除用に入力してくれた。

生命保険控除も保険会社からデータを引っ張れそうだったが控除対象もないのでやらなかった。

そして些少な広告収入と株式のキャピタルゲインとインカムゲインを収入欄に記入した。

このうちインカムゲインの税金を還付してもらうわけだ。

株式収入も各証券会社から特定口座年間報告を引っ張ってきて申請に反映してくれそうだったがやり方がよくわからないので証券会社から郵送された報告書を元に入力した。

入力は少ないのですぐに終わった。

そして最終送信前に納税額もしくは還付額が表示される。

なぜか還付金がやけに多い。

想定の数倍ある。

その画面にPDFでこれまでと同じ確定申告書類が作成されているのでじっくりチェックすると医療費が還付されているようだ。

医療費の領収書なんて集めたところで還付されるほどの税金を支払っていないので無駄だと申請をしたこともない。

でもマイナで連携して医療費データを確定申告に統合してくれるのは便利だ。

自動に入力してくれて医療費が控除されたようだ。

思わぬ臨時収入ができた、ラッキー!

おいしいものでも食べようかな。

いやまてまてまて、おかしいだろ。

どう考えても支払っている税金よりも多く還付されている。

還付される税金が無いから病院の領収書は集めずに捨てていたんだ。

訳が分からない。

払ってもいない税金を税務署が還付してくれるなんてそんな仏様のような組織じゃ無いぞ。

どこかに入力ミスがあるのかと確定申告のPDFを見ながらしばらく悩んでいた。

しかしいくらチェックしても入力ミスはない。

入力ミスをするほどのデータを入力もしていない。

そして確定申告を眺め続けて気がついた。

あーもしかすると分離課税からも医療費控除ができるのか!

調べてみると医療費控除対象は総所得金額で、

土地等に係る事業所得等の金額(平成10年1月1日から令和2年3月31日までの間については適用なし)、分離短期譲渡所得の金額※2、分離長期譲渡所得の金額※3、分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額、株式等に係る譲渡所得等の金額、先物取引に係る雑所得等の金額、山林所得金額、退職所得金額の合計額

株式等にかかる譲渡所得等の金額も医療費控除の対象になっている。

うわマジか、知らなんだ。

ググっても大抵が医療費控除は所得から控除って書いてあるからてっきり総合課税の控除って思い込んでいた。

総所得って言葉を見つける機会でもあれば医療費控除は分離課税も対象になるんじゃね?

と思い至ったかも知れなかった。

たまたま今年は確定申告をせっかく作ったマイナカードでやってみようと思い、たまたまその申請日が医療費自動取り込みの出来る初日で、

たまたま特定口座年間取引報告書の分離課税分も確定申告にもれなく入力した偶然が重なって分かった事実だ。

医療費は毎年結構な額を使っており株式の売買益は特定口座できっちり自動天引きされていてこちら側から控除できるとは露ほども知らなかった。

知っていたのは株式損益の分離課税は申請しておけば年跨ぎで赤字損失の穴埋めができるということくらい。

今回気がつかなかったら将来戻ってくる医療還付金も受け取る機会を失っていた。

こういうのは一旦思い込んでいると二度と気がつかない。

マイナカードの仕組み作ったひと、ありがとう!

残念なのは過去の医療費控除を受け取らなかった損失だ。

どうせ医療費控除が出来るほど税金払っていないからと病院の領収書なんて捨てていたので過去の医療費控除を遡って受け取るのは難しそう。

いずれ役所で遡及確定申告のために過去数年の医療費データがマイナカードで引っ張れないか聞いてこよう。

あと特定口座の過去データの入手も難しそうだ。

勿体無いが過去の医療控除額をどぶに捨てるしかないか。

今年の額を見る限り過去の医療費控除合計で海外製の高級電アシ自転車買えそうな金額になる。

株の収支が赤字だった年もあるので過去4年分の医療費控除だ。

ちなみにマイナカードとスマホの確定申告の入り口は分かりにくいがここ

初回の開始までの流れとしては、

令和4年分の申告書等の作成 → 所得税 → マイナポータルと連携 →

事前設定 → マイナポータル連携のとの事前設定 → 利用者登録/ログイン

PCで表示されたQRコードをスマホで読み取り

マイナンバーの「4桁パス」入力

マイナカードのICチップ(NFC)をスマホでスキャン

PCとマイナカードが紐づく

途中まで進めていた申請を進めてQRコードでログイン

QRコードをスマホで読み取り

マイナンバーの「長い方のパス」入力

マイナカードのICチップ(NFC)をスマホでスキャン

PCとマイナカードが紐づく

「e-Taxのご利用のための事前準備が終了しました」

という流れでここでようやく個人情報の入力と確定申告データの入力が始められる。

入力画面までは手間だが、医療費以外にも生命保険や株式の特定口座年間報告のデータもひっぱれそうだったので、

全て使えるようになれば確定申告のために事前に集めないといけない証書はかなり少なくなりそうだ。


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コメント

  1. J.B. より:

    医療費控除ですが提出は一覧表だけで、実際のレシートは5年保存となっています。が、実際には病院で反面調査もできるので、個人への調査は別件で調査が入る以外は無いものと思います。
    5年間遡って遡及できるので、インプラントなど高額の医療費だけは病院に金額を聞き込んで修正申請すると良いのではないでしょうか?

    • おーら より:

      アドバイスありがとうございます。
      たしかにインプラントは控除したい金額ですがあの年が赤字年度だったような気がしてますw
      ググるとレシートではなく国保から届く医療費通知でも控除が受けられるようです。
      ということはやはりマイナンバーで得られる医療データと出元が同じなので過去分が入手できないかと税務署と国保の事務所にでも確定申告シーズンが終わったら聞きに行ってきます。