スマホをswitch風にするゲームパッドCOWBOX D6とXBOXゲームパスの話題

ここ最近にオールインワンポータブルゲーミングPCのスチームデックが発売されて指を咥えてみていた。

スチームというゲーミングプラットフォームの盟主が発売した携帯ゲーム機だ。

見た目はニンテンドーswitchの丸パクリだがコントローラーを切り離すことはできないのでswitch liteに近い筐体だ。

発表すぐに欲しいと一瞬考えたがOSがLinuxなので全てのスチームのゲームが動くわけでもないし何せ旅行できないカラダなので一体どこで活用するんだ?と言い聞かせて手を出さなかった。

筐体の出来やソフト面はかなり優れておりWindows化したりSSDを交換したりしている人もいるがスペック房としてはいらんなとスルーした。

そのうち今度はASUSよりROG ALLYが発売される。

携帯ゲーミング機としての筐体の出来はスチームデックに一歩及ばないようだがスペックは最強だ。

そしてOSはWindowsときている。

スチームのゲームからエミュレータ入れてレトロゲームまでできる。

アメリカメーカーや台湾メーカーが出せばそれをパクって中国メーカーも追いかけてONEXFLYという更に高額で高性能なswitch風ゲーム機が出る。

ASUSのは欲しいなぁ。

でもなぁ〜

GPD POCKET2と同じ運命を辿りそう。

買った時は良いものを手に入れたと絶賛し、所有欲も満たされたが5年経過して実際に使ったのが片手に数える程度だ。

退職後買って活躍しなかったモノランキングを作ったら確実にナンバーワンが獲得できる。

まだ価値が高いうちに売っ払えばよかったとすら思っている。

理由は画面の輝度が低いとかキーボードが押しづらいとか思ったよりずっしりとか色々あるが結局は7インチしかないディスプレイだ。

やっぱりクラムシェルPCならせめて9インチ以上は欲しい。

7インチ程度なら数万円の大型スマホの6.6インチの方が良い液晶を使っており画面の視認性が高く携帯性もいい。

よく旅行で持ち運んでいるのは昔はdtabの8インチAndroidタブレットで最近では落としてもいい10インチの中華Androidタブレットだ。

本当は旅行には8インチが使い勝手がいいがファーウェイがスパイ問題で日本欧米の市場から撤退してから(GMS使用拒否)いい製品がなかったので10インチを使ってきた。

最近は中華UNISOCのSoCが激安なおかげで中華8インチタブレットのラインナップが豊富になってきた。

中国お得意の安さでシェアを取りUNISOCはクァンタム(台湾)、アップル(米国)、メディアテック(台湾)に続き第4位のシェアになってしまっている。

ただ中国のSoCメーカーが頑張りすぎて上位に食い込むのは自由主義の勢力として安全保障上によろしくないので西側勢力の我々はアップルかせめて台湾製SoCを積んだタブレットやスマホを買った方がいい。

個人的な話題に戻すと最近は下腹部痛がひどくてなかなか出掛けられずPCゲームをやっていたのとグラボをRTX4070に新調したのでゲームパッドも少しいいものを買った。

今どきはゲームパッドもピンキリで上は3万円以上で下は千円台まである。

このG7 SEは中華製の中堅ブランドになりつつあるGameSirの有線パッドでホール効果センサーをジョイスティックに採用している。

通常ジョイスティックはXY軸に可変抵抗器を2つ使って位置検出してゲームキャラを動かす。

可変抵抗器はオーディオの音量ボリュームや電子レンジの温め時間調整ダイヤルの中に使われているとイメージして貰えればわかりやすい。

しかし可変抵抗器は古いコンポのボリュームがガサガサ鳴ったり古い電子レンジのダイヤルが回らなくなるようにジョイスティックも接点がある以上同じように調子が悪くなる。

そこで登場したのがホール効果センサーで、ホール効果を利用して「磁石が発する磁界」や「電流が発する磁界」を電気信号に変換して出力する非接触型の磁気センサーになる。

電気を流している半導体薄膜に磁石を向けて動かすと電圧が変化するのを読み取るわけだ。

これをジョイスティックに実装している。

メリットは無接点なので(おそらく)長寿でありニュートラル状態の検出値が可変抵抗器より安定するためデットエリア(=遊び領域)が小さくできる。

クルマに喩えるとハンドルを回してもタイヤが動かないあそびね。

このあそびがないのはFPSゲームなどエイムが重要な人にはありがたい。

彼らは出来るだけ僅かな指の動きで微調整してターゲットに敵を入れて倒していく。

微細な操作が必要なのでジョイスティックを倒してキャラが動かないエリアが大きいと扱いにくい。

一方でデットエリアをゲーム側とゲームパッド専用アプリで小さくすると大抵のジョイスティックはドリフトが発生する。

パッドを触っていないのにキャラや銃口が勝手に動くというやつだ。

そこでホール効果センサーを使ったジョイスティックを使えば構造上このドリフトが発生しにくくなる。

とここまで書いたがFPSゲームをやるわけではないのでジョイスティックのリニア感がそれほど必要もなくデッドエリアを狭くする必要もない。

それよりも非接種による長寿を期待してお高めの中華製ゲームパッドを購入して使っている。

ドラクエ10オンラインをやっていた頃はゲームパッドを何台も潰してきた。

ボタンが死んだのもあったが大抵がジョイスティックのドラフトや効きが悪くなり捨てた。

当時はドラクエ10の純正とかエレコムとかロジクールとかゲオや量販店で売っていたよくわからんメーカーのゲームパッドは3ヶ月単位でダメになっていきホリ製だけが耐久性がよかった記憶がある。

今は大して遊んでもいないがジョイスティックはすぐ壊れるというイメージがあるので人よりホール効果センサーには期待してしまう。

当時は廃人のようにインしていたので無接点センサーのジョイスティックがあればどれだけよかったかと買ってみた。

ジョイスティックのリニア感はニンテンドーカラーのホリのswitch用ゲームパッドでも十分遊べる。

それでも一応両方繋げてGameSirの白い方のデットエリアを専用アプリでゼロにしてゲームのエイム感度を最大にして両方操作してみると違いがわかる。

GameSirはとにかく僅かな傾きで先に動き出して銃口がよりゆっくり動く。

これがスティックのデットエリアの広さの違い。

エイムは大して得意ではなくFPSゲームとして遊んだのはスプラトゥーンくらいだがそれでも使っているとデッドゾーンが狭いジョイスティックの方が最後の微妙な調整がしやすい。

ここまでが長い長い前置きだった。

今は出かけられないが旅行での移動時の暇つぶしのためにもゲーム環境は考えておきたい。

海外でトランスファーや待ち時間を含めると10時間なんてザラだ。

冒頭のswitch風の高額ゲーム機は使用頻度を考えるとコスパが悪くて買えないのでこれまで通りスマホかタブレットでのゲーム環境を改善していく。

現在の形態はAmazon fire7タブレットに3Dプリンタで自作したH字のフレームにスマコンをつけて遊べるようにしてある。

スマコンは10年前にシンテックという会社が発表した小型ゲームコントローラーでメーカーは倒産してすでにこの世にない。

サポートもないため千円台で買える。

下の写真が正規の形態でこのスマホクリップと合体させるための鍵穴にちょうど合う接合部を目分量で測って製作したのがポイントだ。

このH字フレームとスマコンだとタブレットを真下から支えるのでswitchタイプの横で持つより手が疲れないのが特徴だった。

支柱の位置や形状の試作を何個も3Dプリンターで制作して試行錯誤でバランスを考えて作ったのでゲームをしていても重さを感じない。

あとゲームパッドが上や真向かいから見えないのでいい歳のジジイがスマホでゲームをやっているように見えないのも利点だった。

このコントローラーの発売当時の価格は13000円なのでかなりコストがかかっているのか筐体の出来はいい。

おかげでストック用に2個買った。

その昔のドラクエ10オンラインを外出先でやっていた頃はスチールシリーズのフリーモバイルという小型コントローラーとWINタブを使っていたが長い時間使ったため5-6年くらいでぶっ壊れて

今買おうとしても絶版でプレミアム価格になってしまっているのでスマコンを使ってきた。

スマコンは前述の通り買値以上にコストがかかっているので筐体の剛性やボタンの耐性はある。

しかしスライドスティックが使い物にならないのとソフトウェアの出来が悪く(古く)最近の新しいBluetoothへの対応もイマイチでスマホを選ぶ。

そこで新しい旅行用のゲーミングプラットフォームを模索した。

そしてやはり冒頭のswitch風がいいだろうと見つけたのがGameSirのスマホを挟み込んで使うゲームパッドだった。

実はスマホを挟み込んでswitch風にするコントローラーはswitchをパクったというよりニンテンドーDSや3DSに着想を得てかなり昔から存在していた。

最初に発売されたと思われる中華で老舗のゲームパッドメーカーのipegaを使ったことがあるが当時は品質が悪くて使い物にならなかった。

記憶だと挟むバネが強すぎてスマホと合体させるのに怪我をしそうになったのとボタンがすぐに逝ってゴミ箱行きだった。

あれからかれこれ十数年経っているので成熟した製品になっているのではないか?

GameSir製はYoutubeのレビューをみても品質がいいし手持ちの有線パッドでも品質のよさを実感している。

ただただ高い。

ポイント使ったとはいえ据え置き用に6500円の高額なコントローラー買ってまた7000円の高価なコントローラーは無理だ。

そこで探して半値でギリ使えそうな安い製品を見つけた。

COWBOXがブランドなのか中華製によくあるノーブランドだと売れないので無理矢理名前をつけただけなのかよくわからないが製品はメイドインチャイナだが主に日本で活動しているメーカーのようだ。

switch風コントローラーで選ぶとしたらGameSirかCOWBOXの二択になりそうなので前者の半値だしジョイスティックは前述のホール効果センサーが使われていると書いてあるので一か八かでポチってみた。

開封して見た目はやっぱり安物だったw

全体の質感はまさにおもちゃのようだし触ってもキーはペコペコ。

十字キーの下の動きも若干怪しい。

ホール効果センサーを使っていると書かれているジョイスティックも触ってみる限り滑らかさはGameSirやPS3のデュアルショックには遠く及ばないしこの製品より安いホリやロジスティックのF310にも負けており、中華の千円台で買ったものよりは上くらい。

これでは高性能センサーを使っているかなど分解しないと本当かどうかはよくわからない。

所有感があるのは間違いなくGameSirのX2やその上位のX2Proだ。

しかし普通にエミュレータを使ってレトロゲームで遊ぶ分ならこれで問題はなかった。

スマホを挟むバネも固くなく且つしっかりホールドする。

BluetoothではswitchモードとXIPNPUTモードとD6モード(Androidゲーム)の3種類を切り替えられて、有線でも同様の3種のモードが選べる。

独自のD6モードには専用アプリでゲーム毎のプリセットが出来たりジョイスティックのデットエリアの調整もできる。

専用アプリによるジョイスティックのテストではぐるりと回すとちゃんと円を描けている。

安物どころかそこそこするゲームパッドでも案外これができないしわざわざデットエリアの調整ができるようになっているということはホール効果センサーが実際に使われているのかもしれない。

しかしリニア感は感度最大にしてGameSirのホール効果センサージョイスティックと同時に操作するとかなり劣るので結局どうなのかはわからない。

まあホール効果センサーはおまけで基本はエミュレータでレトロゲー中心なのでRetroArch、Snes9x、ePSXe、PPSSPP、AetherSX2あたりでちゃんと使えればいい。

XINPUTモードだとXBOX Wireless Controllerとして認識してくれる。

スマコンの時は特殊なコントローラー扱いだったのでキーマップアサインを必死に作っていたのがそれが不要になるのは本当に楽だ。

XINPUTモードだけではなくD6モードでスマホゲームのCall of duty mobileをインストールしてやってみた。

画面タッチ必須操作以外は左右のジョイスティックが使えて思ったように動けるので簡単にMVPが取れひとりで敵チームを圧倒できる。

他のユーザーはタッチ操作なのに自分だけコントローラーでガシガシ動けるのでチート状態だ。

スマホのFPS対戦ゲームでは使った方が有利だ。

ついでに原神の動作もチェックしようと思ったが20GBの長いダウンロードが嫌だったので諦めた。

シューティングは完全にタッチ前提操作とか縦で遊ぶゲームが多くて使えない。

スマホゲームのパッド操作はFPSやRPGかな。

ゲーム業界の雄であるプレステ系のデュアルショック、ニンテンドーのプロコン、XBOXのコントローラー、Androidスマホの仮想コントローラーなどデファクトスタンダードに互換機が合わせるのは大切だ。

スマコンのような独自規格はマジ困る。

最近の中華パッドはどれでも公式認定を受けていなくても標準規格かもしれないがスマホ毎の接続問題やエミュレータ毎の設定の苦労から解放されたのは大きい。

最近ではエミュレータのAetherSX2を使えばPS2のゲームですらAndroidで遊べる。

手持ちのantutu 40万点程度のmoto g52Jあたりだと結構重めなPS2のドラクエ8でもプレイできる。




昔PCエミュレータで遊んでいると処理が重くて描画が破綻した大好きなバカゲーの決戦2も遊べた。

3Dバリバリのレーシングゲームでなければ大抵できそうだ。

ROMと違いPS2はイメージの吸いだしがDVD-ROM付きPCで普通にできるのでいい。

あとGameSir G7の白いゲームパッドの写真と共に映り込んでいる月1200円程度のXBOX  Game PASSの ultimateというサブスクを契約すればスマホでもXBOXの大型タイトルゲームが遊べてしまう。

名前はXBOXと冠しているがXBOXを持っていなくてもPCゲームで遊びたい放題のプランもあり1万円のスターフィールドも発売日からサブスク代だけで遊べた。

2023/10時点でプランは4種ありPCだけなら月850円で毎月少しずつ入れ替わる100タイトル以上のゲームがプレイできる。

元々Live GOLDというXBOX専用のサブスクプランをPCやスマホでも遊べるプランに拡大した。

Ultimate プランは月1210円でXBOXとPCの両方で遊べる上にXBOXクラウドゲーミングもプレイできる。

ここでいうクラウドゲーミングはサーバー側にXBOXがあってそれをインターネットでスマホで遠隔操作してゲームするイメージだ。

だからXBOXもゲーミングPCがなくてもスマホがあればXBOXのゲームが遊べてしまうサービスだ。

極端な話、ライトに遊ぶならultimateに加入してスマホやタブレットだけでXBOXもゲーミングPCもいらんw

大丈夫か?マイクロソフト太っ腹すぎるぞ。

ただこのサービスはリモートサーバー上のゲームを遠隔操作して遊ぶのでそれなりに快適な回線は20Mbps以上で応答速度(低ラグ)環境が必要になる。

仕組みとしてどうしてもラグが起きるのでミリ単位で戦うFPSは厳しいがRPGや普通のアクションなら普通に遊べる。

長期旅行に出かけるときには必ず加入するつもり。

国内の地上移動やホテルならpovo2.0の24時間使い放題とセットで遊ぼうと考えている。

そして2年とか長期加入するつもりならXBOX専用のCoreプランからアップグレードを利用した変換技をするとUltimateが約半値になるらしい。

Core :  ultimate =  3:2 という月額比率で残存利用期間を変換できる。

そしてCoreの12ヶ月券は半値近い割引率があるためそれを利用するわけだ。

ultimateに最初から安い12ヶ月券があればこんな面倒なことは不要のだがこの券はXBOXを買った人へのサービスなのだろう。

やり方はLive goldやCore利用券12ヶ月分x3枚を買って加入して一旦Coreプランに加入してUltimateにアップグレードするとあら不思議、3年分が2年分に変換されての利用ができるので本来は2年間で2.9万円支払うところ1.5万円で済んでしまうとのこと。

使おうか悩んではいるが連続して2年もゲームをするか怪しいので躊躇してしまう。

考えたら3年分じゃなくて1年分買ってアップグレードして8ヶ月分にしてもいいか。

チェックしてみてもスターフィールド以外にも結構色々なゲームが遊べる。

ゲーミングPCは買ってみたけどスチームでゲーム費用がいちいち高すぎてもったいなくてほとんどやっていない方にはオススメのサービスだ。

ただこの裏技がいつまで出来るのかも含めて上記のアマゾンレビューやググって調べてやって欲しい。

あとアマゾンもプライム会員だとプライムゲーミングでAAA級は少ないもの100本くらいのPCゲームの中で欲しいゲームが獲得できるサービスがある。

定期的に入れ替わりして年間10本程度無料で獲得できてスチームやエピックへリンクして遊べる。

今月はAAAタイトルのGhostwire Tokyo(スチームで8878円)がゲットできた。

これって案外知られていないアマゾンプライムのサービスだ。

PCゲームはXBOX  Game PASSのサブスクで遊んでたまにアマゾンゲーミングでAAAタイトル貰ってどうしてもサブスクに無くてやりたいタイトルがあればスチームセールや海外ストアのスチームキーでお安く買うのがいい。

モバイル機で所有欲を満たしてくれそうなスチームデックやROG ALLYもいいがミドルハイスペックのAndroidスマホにGameSirやCOWBOXのswitchモドキのゲームパッドをドッキングさせXBOX Game PASSのクラウドゲーミングでお安くプレイして節約するのもありだ。


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