「マジンガーZ INFINITY を MX‑4D で観る：迫力溢れる映像体験の実感」

劇場版「マジンガーＺ INFINITY」公開情報

タイから帰国した際に、「劇場版　マジンガーＺ INFINITY」が公開されていることを知りました。

TOHOの公式サイトで確認すると、MX4D版は間もなく終了予定です。これは観に行くべきチャンスと考えました。

「マジンガーＺ」は日本のロボットアニメの始祖とも言える作品です。成功しなければ、以降のロボットアニメは存在し得なかったでしょう。ファンとしては必ず観るべき映画です。

監督は今川氏ではなく、別の方が担当しています。もし今川監督だったら、全く違う作品になっていた可能性がありますので、期待しつつも注意深く観る必要があります。

平日12:25開始で、客入れはわずか4人でした。MX4D版の終了が近いことから、動員数は低めです。通常シアター版は3月まで継続予定です。

既視感が強く、ロボットアニメの歴史を感じさせる構成になっています。マジンガーＺが45年後に再び登場し、過去の影響を回収したような印象です。

座席は非常に激しく揺れ、ロケットパンチやブレストファイヤーなどで強い感覚を提供します。動画と座席の同期も良好で、一人称視点がなくても満足できました。

パイルダーオーンの場面では、プールが開きマジンガーがそびえ立つ映像に涙が出そうになりました。椅子の揺れも印象的です。

10年後という設定で声優陣は一新され、兜甲児は石丸博也とは異なる演技でしたが違和感は少なかったです。グレートマジンガーの剣鉄也の声にはやや違和感を感じました。

永井豪作品ならではの「マジンガールズ」も登場し、物語に彩りを添えています。

作画や表情に若干違和感があるものの、ボス戦や弓教授、博士たちの活躍は見応えがあります。弟シローも成長し、かっこよくなっています。

オープニングはテレビ版の曲を使用、エンディングは吉川晃司によるオリジナルソングです。Zテーマであればさらに良かったかもしれませんが、全体として満足できました。

10代から40代まで幅広い年齢層に楽しめますが、50〜58歳の世代には特に共感を得られるでしょう。4DXやMX4Dシアターが残っているなら、同年代の方はぜひ観てほしい作品です。