サンパウロの先生の厳しさと評判を徹底分析

サンパウロ州立校の教師の退職が月平均334人にも上っているとの報道がありました。日本では教員ほど安定した職業は稀でしょう。かつては「仕方なく」教員を選ぶ人も多かった時代も、今は募集に応じる人が増えています。大手企業を辞めて教壇に立つ人も何人かいますね。

教員はリストラがまずい私学でもなく、育休で長期離職後でも復帰しやすい理想的な仕事です。年功序列による昇給も安定しています。今回は初任給ランキングと昇給の関係について考えてみましょう。

2015年の初任給ランキングでは上位企業が不完全に反映されているようです。例えば、ある会社を仮想的に設定すると初任月額30万円、平均年収550万円、平均年齢40歳とします。賞与は年間4ヶ月分の想定で総合年収480万円です。昇給額は(550-480)÷(40-22)÷12=月3,200円となります。

ランキング上位企業が初任給にこだわるあまり、実際の昇給事情が見過ごされているケースも。新入社員にとっては初任給は良いですが、平均年収との比較が必要です。例えば当時の1.5倍以上の初任給を支給する会社もあるものの、昇給が抑制的なら満足度に差が出るでしょう。

40代以降の世代では年収目標を達成するのが困難で、ベースアップは減少傾向です。成長企業は期待できる業界もありますが、どの分野が伸びるか見極めが必要です。

退職や老後を考えるブログですが、たまには新入社員時代の経験に立ち返ってみるのも一興かもしれません。


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