国民年金に月額400円の「付加保険料」(付加年金)を追加で納めると、通常の老齢年金に加えて付加年金が支給されます。
ただし、この制度は第1号被保険者(20歳以上60歳未満の自営業者・農業・漁業者・学生・無職)のみ対象で、厚生年金加入者や第2・3号被保険者は加入できません。
会社勤めの方には関係ありませんが、早期退職して自営業を始めた人にとっては大きなメリットがあります。
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### 付加年金で得られるメリット
| 支払開始年齢 | 支払終了年齢 | 総支払額(円) | 70歳まで受給総額(円) | 75歳まで受給総額(円) |
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| 22歳 | 60歳 | 1,200,000 | 1,380,000 | 1,560,000 |
| 30歳 | 60歳 | 840,000 | 960,000 | 1,080,000 |
| 40歳 | 60歳 | 480,000 | 520,000 | 580,000 |
| 50歳 | 60歳 | 120,000 | 140,000 | 160,000 |
> 注:上記表は「年金受給期間を70歳、75歳までとした場合の概算です。
> 付加保険料は月額400円で、年間48,000円となります。
– 67歳以降に支払った分が回収できる:総支払額の半分(年金本体)を受給し始めると、70歳時点で元が取れます。
– 例:22歳から支払う場合、80歳までに約1,185,600円のプラスが期待できます。
– 長寿リスク:67歳以降10年長生きすれば、支払った額の5倍を受給できる計算です。
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#### 重要ポイント
1. 加入期間:平成29年(2017年)8月以降に加入した場合、最低10年以上の継続が必要です。
2. 対象者:20歳以上60歳未満の自営業・農業・漁業・学生・無職のみ。
3. 受給資格:国民年金と同じく、保険料納付期間に応じて老齢年金+付加年金が支給されます。
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> 結論
> 自営業やフリーランスで働きながら将来の生活資金を確実に増やしたい方は、国民年金に加えて400円/月の付加保険料を積み立てることをおすすめします。
> 早期から始めれば、70歳以降の受給で大きなリターンが期待できます。
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公式情報
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