札幌滞在の感想2018夏

札幌滞在はドミトリー1泊、マンション28泊だった。

自宅に戻り滞在で気がついたことをまとめた。

いや並べたという方がしっくりくるか。

マンスリーマンション

当初拠点となる宿泊施設は札幌駅から徒歩10分の場所だった。

手違いで空き部屋がなく琴似駅周辺のマンションに替えている。

札幌駅近くがNGになり残念と感じていた。

しかし偶然にも今回滞在することになった琴似といえば会社を辞める前に札幌移住の候補地だった。

地下鉄東西線の西側がよさげで琴似駅から札幌駅の間で見つけるのがいい

引用 2016年のブログ記事

借りたマンションはビジネスホテルのシングルルームより広く28㎡なので快適に生活できるはずだった。

主にクッション、ルームウェア、調味料を用意しただけで付帯設備だけで最初の1週間はこれはいい!と喜んでいた。

付帯設備でよかったのは炊飯器、電気ケトル、FFファンヒーター、タイル床、2重サッシだ。

札幌のスーパーで地元で買っている安いレトルトごはんが見つからなかったので毎回炊飯器で炊いていた。

久々の炊き立てなのでおいしいくて食べ過ぎていた。

そのため帰ってからレトルトごはんがまずく感じるようになった。

自宅でも炊き立てを食べたい。

レトルト(80円)と米代+電気代を比較しても大差が無いと考えてこれまでレトルトを使い続けてきた。

炊飯器はあるが古すぎて使う気にならない。

そのうち炊飯器と米を買ってこようかと考えている。

電気ケトルは火を使わないのでコーヒーを淹れるのに手軽だった。

しかし湯を沸かすのはガスの方が安いと思い込んでいるので電気ケトルは買うことは無い。

すぐに暖まり換気不要のFFファンヒーターはいい。

こちらも光熱費を気にせず使っていた。

エアコンは暖まるまで時間がかかるのでFF式の石油やガスファンヒーターの導入を検討したい。

冬の朝はガスファンヒーターで暖めてエアコンで維持しているが暖気は上昇するので火力が足りないと足元が寒くなる。

FFファンヒーターほど強力なら部屋中がポカポカになりそう。

床がリノリウムのようなタイル床だったので掃除は楽だった。

これならルンバなどのロボット掃除機でも十分だ。

北海道だと防寒が目的の二重サッシになっている。

もちろん防音にもなり静かでよかった。

自宅以外に住んでみると気づきを与えてくれていいものだ。

一方で住んでいると不満も出てくる。

まず冷蔵庫だ。

安物のせいかコンプレッサーあたりからラップ音のような変な音が出る。

寝ているとちょうど足音に聞こえるのでビクッとなることがあった。

キッチンはガスレンジがなかったのが辛かった。

安物のIH機器だけだと焼き魚に焼き目がつかずベチャベチャになるのでおいしくない。

湯沸かし器の水温の不安定さを感じたが慣れれば問題なかった。

お風呂は自宅より狭いが最低限の機能は揃っていた。

バスユニットの乾燥機能は強力で夜つければ朝にはカラカラだった。

日照問題だが滞在時期の天候が悪いのはマンションに責任はない。

しかし乾燥機があれば洗濯に気を使う必要がなかった。

雨や曇ばかりだったので週間天気予報をチェックしていつ洗濯をするか計画しないといけないのは面倒だった。

貴重な晴れは洗濯してからの外出なので時間が削られていた。

それにベランダ上部に物干し竿をかけるフックがないので腰の高さのフックに物干し竿をひっかけて洗濯物を干していた。

洗濯物は干し方を工夫すればいいが問題は布団だ。

腰の高さの竿だとベランダの地面についてしまうのでガムテープを駆使して干していた。

シーツは何度か洗っていたがそれでも布団に入るとむずむず痒くなるので嫌だった。

マットレスを干す場所がなかったので仕方がない。

冷房が欲しい日が2日間あった。

帰省後は30度を超えたようなのでエアコンなしは少し厳しい気がする。

そして部屋に慣れてくると自宅の環境に合わせたくなってくる。

机と椅子があるのはいいがローソファや座椅子の低めの視点で数十年生活してきた。

そこで地べたにクッションを置いて座ってみるがタイルなので厳しい。

1カ月で捨てる座椅子を買うわけにもいかない。

部屋の模様替えが出来ないのでストレスがたまる。

レンタルルームで我侭をいってはいけないが長く滞在すればするほど自宅の環境に近づけたくなる。

若い頃は出張で1年近くホテル暮らしをしたこともある。

当時は環境が変わっても全く気にならなかった。

齢を取ると順応力が低下していくのかもしれない。

そして老害になっていくのだ。笑

年老いて老人ホームのようなマンションに引っ越して馴染めるかと考えると怪しくなってきた。

災害で家を失くして仮設住宅で過ごしているお年寄りの辛さが垣間見えた気がする。

札幌の気候

当初は雨ばかりで出歩けないしせっかく買った自転車が活用できないと嘆いていた。

しかし本州で39度だ40度だと騒いでいたので後半は天気が悪くて気温が低く助かった。

それより初日のドミトリーに泊まった寒い日やファンヒーターを使った日を振り返ると暑さより寒い方が苦手だと自己確認できた。

それは自律神経失調で冷えが足に出ると顕著に感じる。

だから自分にとって住むべきは夏の避暑よりも冬の避寒の方が重要かもしれない。

真夏でもタイの方が地元より7~8度最高気温が低いので年中タイもありかと思えてきた。

交通や立地

地下鉄とJRが徒歩10分圏内にあるので交通の便がよかった。

札幌はどこも自転車が走りやすい。

街中だと自転車道に車が駐車していて危ないが歩道と自転車道をすり抜けながら走れば危険でないし歩道や自転車道が全体的に広いのでいい。

西区と中央区が中心だが走っていて狭いと感じたのはバス停で歩道が細くなっている近辺だけだった。

ドライバーもマナーがしっかりしているし運転がおとなしいので助かる。

事故率も含めて地元の運転が荒くてひどいだけなのかもしれないが。

さっぽろ駅まで地下鉄は割高で時間がかかるのでJRで往復していたが420円も馬鹿にならないと出来る限り自転車を使っていた。

短期間なのかどこに行くにも自転車移動は苦にならなかった。

雨の日は使えなかったり長期になるとだるくなるので札幌駅への徒歩圏内に住んだ方がいい。

一方で駅と反対の西町に新鮮なスーパーが複数あったのでいっそ駅近くは捨てて毎日使うスーパーの近くもいいのかもしれない。

駅近くでスーパーがあるといえば回った街ではJR桑園駅がいい。

頑張れば歩いて札幌駅に行けるし自転車であれば余裕。

だるい日はJRを使えばいい。

繁華街から離れているので札幌駅周辺のようにうるさくもない。

それでも西町にある新鮮市場、北海市場、マンボウの存在は大きくこれらが近所にある方が駅近くや札幌駅近くより生活には便利だった。

新鮮なスーパー近くを取るか札幌駅近くをとるかは悩ましい。

移住先を「便利な札幌市内のどこか」や「温暖だから伊達市のどこか」や「札幌駅に近くて静かな桑園駅周辺」や「駅前便利で新さっぽろ駅周辺」なんて絞るのはナンセンスだったかもしれない。

スーパー、ショッピングモール、病院、カフェ、レストラン、ホカ弁屋、ジム等どんな設備がどの程度の距離にあるべきで駅やバス停までどの程度が許容かと条件を検討した上でそれが運よく涼しい札幌の街のいずれかにあったと見つけられるのがいい。

桑園がいいと思ったのは自宅の周辺環境に近いからでどこがいいかは人それぞれだ。

住んでいるマンションに近い環境のマンションやアパートを探すことが歳を重ねるほど重要になりそうだ。

食事

1カ月あれば札幌のスーパーの食材に慣れる。

しかし帰省してからスーパーで魚介を探すと種類が少ないし高い。

魚介に限れば札幌のスーパーのよさを再認識した。

いつでも品数豊富な魚介食べられる機会があるのは嬉しい。

だから今回のように毎日魚ばかりでは嫌になってしまうので魚料理を週2であとはラーメン、うどん、焼きそば、カレー、肉料理を織り交ぜればバランスもよくなる。

そしてランチの大半は外食だった。

危険なのは回転寿司屋のおいしさ。

もしトリトンや花まるが近所にあったらセーブしても食費が6万円を越えそう。

発寒にあるかねしげ鮮魚店の海鮮丼もコスパはよかった。

但し札幌駅周辺の普通のランチは物価も味も地元と大差はなかった。

あと北海道限定の「みよしの」というチェーン店が衝撃だった。

ハンバーグ、カレー、餃子なんて子供の好きな組み合わせを思いついたものだ。

思いついてもそんな組み合わせで店をやろうと考えない。笑

逆に好きなスガキヤを1カ月絶つのは辛かった。

飲み物ではサッポロビール園は外せない。

あのビールを飲むと発泡酒や第三のビールはもとより缶ビールも飲めなくなる。

何かと理由をつけて通っていた。

とにかく札幌のくるくる寿司がおいしくて卑怯だと分かった。

遊び、暇つぶし

夜遊びは少なめだったが男にとってはいい街だろう。

可愛い子が多いし地元と似ていてビジネスライクなので接しやすい。

そして地元愛が強い。とても強い。もはや怖い程に強い。

愛着度1位、自慢度2位は伊達ではない。(νガンダムか!)

地元愛の証だろう。

札幌編は記事全部捨てようと考えたほど。

予算は通常の生活費の枠と別建てだが今回完全にオーバーした。。

あまり観光もしなかったが雨以外は街をふらふらとポタリングしていた。

知らない街を回るのは楽しい。

ポタリングの何がいいのかよく分からないが好きなのでやはり折り畳み自転車をそのうち買いたい。

別に電アシでなくても良さそうだ。

今後

1カ月住んでみて自宅の間取り、設備、周りの環境に慣れきって簡単に抜け出せないと気がついた。

探せば近い間取りはあるだろうし視点の低い生活空間も準備できる。

しかし周囲環境が近い住処を探すのは考えているより酷だ。

住めば都になるまで数年かかるかもしれないし慣れずにやはり引っ越しになるかもしれない。

ただどこに住んでも自宅と比較して不満が出てくる気がする。

その理由は国内移住だから。

これは名古屋の別の地域に引っ越しても同じだろう。

文化が違うタイ移住であれば郷に入っては郷に従えではないが「国が違うんだから~」と妥協もできるが国内だとなぜ自宅と同じことが出来ないんだとイラついてしまう。

しばらくは札幌のマンスリーマンション探して夏季1~2カ月の短期滞在でいいか。


長期間にわたり札幌編を購読いただいた皆様、ありがとうございました。

これにて札幌編は終了です。

体調に問題が無ければ次は冬季の1カ月+1カ月のバンコク滞在編になります。

あ、その前に海外旅行に2回行くことになってしまいました。

いや、その前に胃カメラ→大腸カメラで嫌なものが見つかってそのうち入院・手術予定です(>_<)

そのお話はまた別の記事にて。

生還出来たらまたお会いしましょう^^

当面通常更新は続くはずです。


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