今度は大腸精密カメラ検査 〜 おいしい検査食

結局脇腹の痛みが引かないまま大腸カメラの再検査日になってしまった。

前回の大腸カメラと同じスケジュールだが翌朝から病院に入って院内で下剤を飲んで排便する。

それに前日の食事は商品を指定されている。

しかし院内で支給されるのではなく指定のお店で買う。

ジャネフ クリアスルーというレトルトパックでアマゾンでも買える。

キューピーが製造販売していた。

これが病院とメーカーの癒着というやつかなw

スケジュールはこのようになっている。

病院によって準備や検査の方法に違いがあると考えられるので当内容は参考程度として必ず受診する病院の指示を優先して頂きたい。実際前回と今回で手順が異なっている。

検査前日

  1. 朝食は通常でもいい
  2. 昼、夜は流動食のみ
  3. スポーツドリンクか水を1.5リットル以上飲む
  4. 下剤のピコルスルファートナトリウムを指示された量21時に飲む

検査当日

  1. 検査まで絶食
  2. 水はコップ2杯以上飲んで出かける
  3. 9時に病院へ
  4. 腸管洗浄液を飲む
  5. 午後大腸カメラ検査

前回は自宅で腸管洗浄液+下剤を飲んだが今回は病院で飲むことになる。

気になるのが病院のトイレが空いているかだが。。

前日の朝は普通にパンを食べた。

そして昼食と夕食はクリアスルーだ。

レトルトパックが3つとクラッカーの袋が1つだった。

昼食のたまごがゆとジャガイモのそぼろあんかけをお湯で温めて食す。

病院食のように薄味ではなくしっかり味付けされていて想像していたよりうまい。

レトルトのかゆなんておいしかった記憶がないのだがこれはうまかった。

これで昼夜セットで約1000円だ。

医療関連の食品としては激安ではないだろうか。

いい仕事をしているぞ、キューピーさん。

検査前の食事が指定されておらず、出来るだけ消化のいい食事をしろというアバウトな病院の検査食にするのもアリだろう。

案外食べていいものが少なくて困るから。

量が少ないのが玉に傷だが大腸内視鏡専用検査食だが胃腸の調子が悪い時の流動食の代わりにもありかもしれない。

夕食のビーフシチューとクラッカーも普通においしかった。

特に肉が柔らかくてうまい。

100円で売っているカレーやハヤシレトルトの肉とは雲泥の差だ。

クラッカーもメーカー製のお菓子とそん色ない。

まあ1食500円するわけなので当然だろう。

そして21時に下剤を指定された量コップ1杯の水に薄めて飲む。

前回飲んだ下剤と同じものでメーカーが違うだけだ。

ただ服用量が前回の半分に抑えられている。

前日に全部出してしまうと脱水症状になることを懸念してだろうか。

一応朝からポカリスエットをがぶがぶ飲んでいた。

あと血糖値があまり下がらないように黒飴も舐めていた。

脇腹が痛いので大腸カメラの病院で貰っていた薬を服用していたので若干便秘気味になっている。

今回は下剤を飲む時間が朝9:00と遅いので病院で便を出し切れるのか心配だ。

精密カメラの検査に10日待ったのでさすがに再検査になりたくはない。

翌朝はコップに二杯の水だけ飲んで病院へ。

受付を済ませ検査を受ける人が集まって下剤を飲む。

たまたま人数が多く21名もいた。

前回は一気にのんだが今回は9:30から2時間かけて15分毎に250ccずつ合計1.5リットル飲む。

このパッケージの下剤はクソまずい。

前回同様ポカリスエットかと思ったら大違いだった。

なんとか一気飲みをしていたのだが周りの人はしんどそうだった。

同じ目的で来ているので変な連帯感で過去の大腸カメラの情報などをお互いに交換した。

盛り上がったのは検査食が美味しかったこと。

中に2人ほど胃を2/3切除する予定の人が転移の検査で混じっていた。

二人とも60前後で進行がんらしいのに明るかったのには感心させられた。

便のカラーパターンが机の上に置いてありトイレで便の色をチェックして一番薄い色になってから3回目で看護師さんを呼んでチェックしてもらう。

便の色が合格すれば検査の順番待ちとなるのでみんな焦りながら便を出す。

しかし検診の人以外は担当医が決まっているので急いでもあまり関係なかった。

二番目で検査を受けることになった。

軽い麻酔を打ってもらい内視鏡を肛門から入れていく。

今回は空気を注入しながらなのでお腹が張っていく。

そして結構痛い。

前回の病院では空気を入れず(無送気直線的挿入法)診ていたので大腸カメラのプロだ。

何度は空気を送り込みながらうつ伏せや横向きに体勢を変更させられてようやく患部まで到着した。

前回の検査で見つかった3cm大ポリープを引いたりアップや横向きなどの位置を変えて写真を撮る。

インジコカルミンで腸に色を付けてまた撮る、撮る、撮りまくる。

前回の写真より大きい感じがするのと患部が大腸のひだを跨いで出来ていると分かった。

前回の診察ではESDか開腹かの判断のため患部の位置検査が目的と説明されたが患部ばかり撮っているように見える。

研究用のサンプルが欲しいから適当な口実で再検査にしている気がする。

なぜなら最初に大腸カメラをした医師に薬を貰うため通院した時にESDが出来るか出来ないか精密カメラで再検査すると言ったら怪訝な顔をされた。

その医師が撮った写真を確認しながらこれならESDで切れるはずだとニヤリとした。

まあ、そういう事なのだろう。

40分程かかり検査を終える。

きつかった。

今回細胞を取る事はなかった。

そして1時間病院のベッドで横になって麻酔を覚ます。

その間におならで大腸に溜まった空気を出す。

その部屋はおならの大合唱になっていた。

臭いわけではないのでいいがかわいい女性数名もオッサン達と同じ部屋のベッドだったので可哀想だった。

院内の売店でサンドイッチを食べ帰途につけたのが17時過ぎだった。

その翌日も出し切れなかった空気がお腹をグルグル鳴らし続け鬱陶しかった。

大腸カメラ検査には機材や医師の腕によって挿入法が3種類あるようだ。

前回は空気を送り込まない高度な腕が必要な検査、今回は送り込む一般的な検査、もう一つが炭酸ガスを送り込む手段である。

おならの大合唱にならないのでうら若き乙女は炭酸ガス送気か無送気直線的挿入法がいいのかもしれない。

数日後に来院して内視鏡か開腹手術かが決まる。。。

続く


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