無職の健康診断周期を決めてみた

無職になったり自営業の人は検診を受けない人が多いだろう。

会社で受診する採血検査、心電図、X線、バリウム、便潜血やオプションの胃カメラでもそれなりに病変を見つけることが出来る。

歳を取れば取るほど病気のリスクは増大するので若いころよりもしっかり検診をすべきというのが持論だ。

そこで働いていた時より検査内容を充実させて定期血液検査、PET-CT、頭部MRI、胃カメラ、大腸カメラ、胸部腹部CTを受けてきた。

おかげで大腸癌も切り取ることが出来たし左肺上葉に1cm以下の石灰化や腹部大動脈のプラークの成長具合、食道のポリープや逆流性食道炎や脳底動脈の状態、若干高い肝臓や薬で抑えている高脂血症の状態を把握できている。

この2年間の検診から今後の検査周期を考えてみた。

宿泊型の人間ドック受ければ?という意見もあるかもしれないがあれは高すぎる。

病変がない部位の検査は自費だが食道ポリープと大腸がんの手術歴と持病で一定範囲の検査は保険適用になる。

それに人間ドックは無駄な検査も山盛りにしてメニュー作っているのでコスパが悪い。

お勤めの人で忙しいから短時間で出来るだけ多くの検診を受けたい人には時間効率がいいシステムだ。

一方で自分のように暇を持て余しているなら単体で検査を受けた方が安上がり。

保険適用と自費を分けて受けられる。

検査周期を見ていこう。

PET-CTは癌の転移を見つけるための検査を通常の検診にも活用している。

しかしCTの被ばくが大きいので出来るだけ受けたくはない。

最近は後述の低被ばくCTを使っている病院もあるがまだ数が少ない。

あと大腸癌が見つけられなかったことから悪化した病巣しか見つけられない気がする。

だから気休め程度で10年周期にした。

2027年になれば現代よりも被ばくが少ない検査装置が完成するかもしれない。

頭部MRI/MRAは脳と脳内の血管の状態をチェックする。

ただ見つかるのは動脈瘤で脳梗塞については別の場所から血栓が脳に飛んで発症するのでコレステロールや中性脂肪をコントロールするのが大切だろう。

それでも軽い脳梗塞の多少や認知症に向かっているか程度は判別できるはず。

MRIのメリットは磁気を使っているので被ばくしない。

検査頻度を上げても問題ない。

毎年受診してもよかったのだがそこまで1年で変化はないだろうと隔年受診とした。

胸部腹部CTは前回の脳ドックで低被ばくCTなる機器があると知ったのでその機器を導入している病院で受診することにする。

隔年周期だ。

肺がんの進行は早いし転移もしやすいので毎年撮影したいが低被ばくCTでもきつそう。

一応CTを受けない年は国保の胸部X線検査だけにして被曝量を軽減する。

前年にCTで発見できず翌年胸部X線如きで発見できるサイズまで病変が成長している場合は手遅れになりそうだが被爆して癌になるリスクもあるのでこのあたりはバランスだ。

なお低被ばく最小量を誇る320列マルチスライスCTの県下導入率が低いので今のところはその次に良い80列マルチスライスCTを探す。

ちなみに癌の手術を行った病院も80列マルチスライスCTを導入していた。

病院が発行している過去のニュースを探して見つけた。(執念だ)

但し大病院でCTを4~5機保有していたので検査で使用したCTが最新型かは不明だ。。

病院ニュースからも分かる通り8列→80列で撮影時間が1/2~1/4なので被ばく量も少なくなる。

64列→320列で3割減という記事もあるのでマルチスライスの列が多い方が基本被ばく量は少なそうだ。

しかし撮影方法も影響するようで機械さえよければいいものでもない。

 マルチスライスCTを用いたCT検査での被ばく線量は、撮影パラメータの設定により大きく左右される。そのため、各施設で個別に線量を評価し、施設の状況にあった線量の最適化を行うことが重要である。

引用 マルチスライスCTにおける患者被ばくと放射線防護

それでも80列と320列の高スペック機は医師の腕を選ばないほどよさげなので県下か東京で探して被ばく量が少ないのを売りにしている病院で検査を受ける。

肺の石化、がんの再発の可能性があるのでホームドクターに頼めば年1回保険適用で検査できそうだが提携病院ではなく低被ばくCTの病院で検査を許してくれるか微妙なので隔年にした。

胃カメラについては前々回のピロリ菌が無いと判断されたのでそれほどリスクもない。

ただ食道にポリープがあるのでこちらの観察を二年おきにしよう。

血液検査は持病の注射をするため年2回必須なのでそのついでにチェックしている。

目の検査は飛蚊症が年々ひどくなっているので隔年で受ける。

検査とは関係ないが左目の飛蚊症については自費のレーザー手術で焼いて軽減したいと考えている。

腹部超音波は主にすい臓癌の検査を目的としている。

肝臓や腎臓などは血液検査である程度推測できるがすい臓は肝臓を超える沈黙の臓器なので検査方法がないか調べたが超音波(エコー)しかなさそう。

そしてこのエコー検査を単体でやってくれる病院が見当たらない。

大抵人間ドックのオプションになっているので今度ホームドクターの病院で相談するつもり。

PET-CTは別にして他の検査なら全部受けても年間5万円前後なのでその費用で健康が買えるなら安いものだ。


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