折りたたみ自転車を購入した件

1年以上前から折りたたみ自転車が欲しかった。

パナソニック電アシ自転車は普段の足として活用できておりそれとは別に折りたたみ自転車を常時車載してふらっと旅先で使いたい。

約3年程前まで折りたたみ自転車も持っていたが廃棄した。

10年以上前にサイクルベースあさひで買ったブランド不明品でとにかく糞重かった。

重い上にギヤのレンジが狭くママチャリよりも使い勝手が悪く平坦な道限定だ。

それでも車載してサイクリングロードなら問題なく使えるだろうという野望から購入に踏み切った。

しかし最初に折りたたんで車に乗降させてみてあまりの大変さに辟易して二度と載せなくなった。

数回折りたたんだが重いのと連結や開閉部が固かったため毎度どこかを怪我をする始末だ。

重量を測ったことは無かったが剛性を考慮した当時の技術なので電アシクラスで20kgを軽く超えていたのではないかと思う。

自宅周辺のアップダウンに対応できる性能もないので近所の街乗りにも使えず粗大ゴミ化した。

最終的に駐輪場ですら邪魔者扱いになりマンションの管理人さんに処分してもらった。

だから折りたたみ自転車で同じことは繰り返したくないので慎重になっていた。

使い道としては観光地まで車で移動してそこからポタリングやサイクリングをする。

大切なのは重量、そしてできるなら電動アシスト自転車だ。

電動でなければママチャリよりは走るのがいい。

昨年北海道で1ヶ月過ごした時にママチャリに毛が生えたようなシングルギアの自転車を使っており、

琴似のマンションから南西にある坂には日々苦労させられた。

今使っているような電アシで折りたたみがいいだろう。

候補になるのは、

メーカー車種重量走行距離変速価格.com
パナソニックオフタイム20.6kg30-50km7段107,000円
GICトランスモバイリー12.9kg10-12km6段99,800円

この二択。

オフタイムはあえて2018年モデルを候補にした。

2019年モデルはまだ高いのと若干旧モデルの方がかっこいい。

トランスモバイリーULTRA LIGHT E-BIKEには14インチと16インチがあるがもちろん16インチの方だ。

他にも安いメーカーならSUISUIの折りたたみ電アシがあるが自転車店の販路がないのか受け取るのが難しいし悪評が気になる。

その他の中華製も数多くありアマゾンや楽天で見かけるがバイクモードが密かに付いていて道路交通法に引っかかりそうなものばかりなので消去法で残ったのはこの2車種だ。

欠点はオフタイムが重量でトランスモバイリーは走行距離だ。

分かりやすいほど両極端になっている。

重量は前の自転車で痛感しているのでやっぱり選べない。

といって最大走行距離12kmでは軽いポタリングは出来てもちょっとした距離の往復などは無理だ。

使っている電アシですら約20km走ることもある。

バッテリーが500gしかないのでいくつか予備を購入して入れ替える方法もあるが使うたびに複数のバッテリーを充電して持っていくなんて非現実的だ。

もう一つはオプションで2.8Ah→4Ahの大容量バッテリーに乗せ換えれば

走行可能距離がなんと24kmまで延びる。

ただバッテリーと合計すると12万円と結構な金額になってしまうのがネックだ。。

それにバッテリー管理も面倒だ。

自転車は車載するがバッテリーは夏の車載は危険なので自宅保管になる。

パナのバッテリーなら車載放置していても大丈夫な気がするが中華製バッテリーだと例のGalaxyみたいに発火しそう。(あくまで個人的な意見です)

使ってる電アシのバッテリーはつけっぱなしで電池が無くなったら持ち帰って充電している。

すぼらなのでバッテリーを持っていくのを忘れることが度々ある。

充電していることを忘れて自転車置き場で気がついて取りに戻るのが日常だ。

現地に車で到着して電アシのバッテリーだけ忘れるなんてアホなことをしてしまいそう。

という訳で電アシは諦めて普通の折りたたみで選ぶことにした。

ダホン、ターン、ルノー、ドッペルギャンガー、キャプテンスタッグ、ハマー、自転車ショップのオリジナルブランド、あとはパナソニックのトレンクル。

安めの軽量折りたたみ自転車のメーカーはこんなところだろう。

金に糸目をつけないならダホンやターンの上位モデルかその他の欧州輸入車になる。

最安は2万円台のドッペルやキャプテン、ハマーあたりかドンキやホームセンターで売っている1万円台のノーブランド品だ。

自分の場合は7〜12kgあたりまで幅広くラインナップしているルノーの3-4万円台で考えてた。

軽さのULTRA LIGHT7(3速)か安定と速度のLIGHT10かだ。

14インチは確かに軽い。

車重8kgといえばLCCの持ち込み荷物の最大重量に近い。

退職して初期の頃の海外旅行ではキャビンゼロで8kgを担いでいた。

折りたたみ自転車の軽さはべダルをこいだ時の軽さにもなり正義だが以前14インチのアウトランクをサイクルベースあさひで試乗したところまっすぐ走らず買うのをやめたのを思い出した。

もしかしたらアウトランクよりも作りが良くて直進安定性が少しはいいのかもしれないが14インチはやめよう。

そして消去法で残ったルノーLIGHT10に決定してポチろうと何気なく他を見ていると国産のブリヂストンにもシルヴァF6F、F8Fという車種があることを知る。

自転車好きのブログに目を通すとF8Fは5万円台の軽量折りたたみ自転車にしては頑張っているとお墨付きもある。

格好も気に入ったし車体が地面と平行(ホリゾンタルフレームと呼ばれるらしい)なのもいい。

なぜ1年以上も検討しているのにブリジストンのシルヴァが漏れてしまっていたかといえば電アシは常に新しい車種をチェックしていたが普通の折りたたみならルノーでいいかと決めてしまいそれ以上調べていなかった。

そしてF8FとLIGHT10ってどれくらい違うのだろう?とスペック比較をする。

<F8F>

11.6kg、フロント:52T、8速リア11-30T、タイヤ20×1.35、ギア比は52-11で4.72

<LIGHT10>

10.8kg、フロント48T、7速リア14T-28T、タイヤ20×1.75、ギア比は48-14で3.43

呪文が並んでいるようにみえるが変速数とフロントとリアのギアの歯の枚数らしい。

一般的なシティサイクルのギア比が2~3あたりなのでタイヤサイズを加味するとLIGHT10のトップスピードはペダルが重めのママチャリより少し速いかな。

一方でシヴァF8Fは4.72もありスポーツモデルに近いものがある。

もちろん重くても脚力がなければ意味がない。

そこでF8FではなくベーシックモデルのシルヴァF6Fを買うことにした。

ルックスはF8Fとほぼ同じ。

見た目の違いはタイヤが太くなっているくらい。

ただ下位モデルなので8速→6速でアルミ素材が減っているのか800gほど重くなっている。

最大の違いはギア比とレンジ

20インチ、12.4kg、フロント:52T、6速リア14-28T、タイヤ20×1.5、ギア比は52-14で3.71

トップスピードは出ないがひと漕ぎ5.7mなのでLIGHT10とF8Fの間くらい。

自転車好きな方がこの2車種を見たらF6Fはあり得ないと突っ込んでくれるかもしれない。

でも価格差1.5万円は大きいし更にF8Fに少し足せば軽量折りたたみの代名詞のようなダホン ボードウォークやターンVERGE N8あたりが買えてしまう。

だったらもう少し追加して8万円のスピードファルコがいいぞ、いやサイズまで考えたら20万円のBROMPTONの方が絶対いい、なんて上を見たら際限がない。

細かいところではバルブが英式(F6F)とフレンチ式(F8F)と違いがありフレンチ式空気入れなんて持っていないので購入しないといけない。

それにタイヤも太めなので街乗りやポタリングに向いている。

あとF8Fの納期が冬に入りそうなのが決め手になった。

ルノー製を買おうとしていたところ同じ価格帯で壊れにくそうなブリヂストン製が買えたのが嬉しい。

2kg重くなってしまったのは安全性のためだと勝手に解釈している。

重いといっても12.4kgなので車載も余裕だ。

F6Fで不満が出てきたらダホンやターンのミニベロか進化しているであろうトランスモバイリーを買えばいい。

納車されたらまずはサイクリングロードにでも出かけよう。

個人的に期待しているのは郊外のポタリングよりも、市内の無料公共駐車場に駐車してそこから自転車で各地へ移動する利用法。

車に乗せっぱなしにしておけば色々なシーンで使えそうで楽しくなる。


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