ヒカキンの継続は力なり

お昼過ぎたまたま徹子の部屋にチャンネルを合わせたらヒカキンさんが出演してた。

残り10分くらいだったろうか母親から貰った2万円を握りしめて上京したというくだりから観ていた。

日本人の誰もが知ってるユーチューバーもとんとん拍子で登録者が増えて売れていったのかと思っていたが東京に出てきて下積み生活を送っていたらしい。

気になったのは黒柳徹子さんの後ろの盾を見て尊敬の念を込めて徹子の部屋のギネス記録に触れたところ。

女優の黒柳徹子による同一司会者番組の最多放送回数記録で、ギネス世界記録に認定された。

彼は徹子さんがこの番組を40年も続けていると感嘆した。

すかさず徹子さんは45年よと切り返す。

それを聞いて更に自分はまだまだで未だウォーミングアップの段階だと謙遜しながらも嬉しそうに語っていた。

さすが日本有数なユーチューバーでCMなどでも引っ張りだこになるわけだ。

好青年で嫌味がない。

(日本一と言いたいけど今のチャンネル登録者数は4位らしい)

芸人も震え上がる無茶振り徹子さん相手にこのやりとりはそこいらの芸能人ではできないだろう。

そして番組の最後、徹子さんに成功する秘訣みたいな質問を受けて「継続は力」という言葉を残して終わった。

普通の人が使ったら聞き流しそうでも日本で一番成功しているであろうユーチューバーが番組の締めの言葉として残せば重みがある。

このことば一体誰が言い出したか?と調べてみると浄土真宗を学ぶ住岡夜晃の賛嘆の詩(さんたんのうた)の一説らしい。

青年よ強くなれ
牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の弱さ悲しむなかれ
性格の強さ必ずしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ

じっくり読むといい詩だ。

仏教に興味がなかった人間だが少しだけ興味が出てきた。

海外の類語にも、

「ローマは一日にして成らず」

「Continuity is the father of success」

(継続は成功の父)

「slow and steady wins the race」

(ゆっくり着実に進もう)

があり

「千里の道も一歩から」

も広義で同じ言葉だろう。

しかしその一方で最近の世の中は何もかもがコスパ重視になっている。

筆者も右に同じ。

コスパ、コスパといつも念仏のように唱えている。

安くていいものが欲しい、手間暇かけず時間をかけずに済ませたい、上っ面だけ学んでしたり顔になっておこう。

継続は力なりはまるでコスパの対極に位置する意味合いだ。

もちろん生活をする日銭を稼ぐ仕事ならコスパ重視でやれば十分だ。

運がいい人は仕事をライフワークにできている。

ライフワークなら他人などから言われずとも継続してチカラを得ていることだろう。

何かに打ち込んで続けられるものを見つけることができれば幸せだ。

自分は目的を持たない天命追求型で何をやっても三日坊主な人生だった。

しかし例えば今年オートミールを1年食べて身体がスリムになってしまったことや、手もつけたくない散らかった部屋や段ボールなどが積み上げられた倉庫部屋をコツコツ毎日少しずつ綺麗にして1ヶ月かけて転居直後の状態にしたのも小さいことだが「継続は力なり」だ。

継続の秘訣は毎日のささやかな変化や僅かな成長を楽しめるかだと感じている。

この歳でようやく少し見えてきた。

これからも続けていきたいのは、

このブログかな。

あと楽をして生きていくための基本は1に健康、2に健康なので過剰な健康管理は続けていきたい。

それと旅行も経済破綻しない程度に出かけよう。

成功者になれなくても肩肘張らずに何かをずっと続けていけばそのうちいいことがあるんじゃないかと考えている。

ケセラセラ。


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