核シェアリングへの個人的な考え

ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにして日本も非核三原則を再度議論することから避けられない。

領土を守るための選択肢のひとつのテーマが核シェアリングだ。

日本の左巻きまっきまきのお手本のドイツですら核シェアリングをしている。

そしてまさかの軍事費予算を2倍にした。

核シェアリングは欧州の国々がアメリカの核を借りて自国に配備して同盟国以外から攻め込まれないように抑止力としている。

同盟国で核を共有すること。

これを核シェアリングと呼んでいる。

シェアリングというと意識高い系のスタバ好きな左寄りにもウケがいいかもということで名付けられた…わけじゃない、多分。

配備するのは主に戦術核兵器となる。

戦術核なので飛距離は500km以内だ。

打ち込まれたから打ち返す報復による抑止ではなく上陸してきた占領軍を追い返すもしくは上陸抑止のために保有している。

だから万が一に核を打ち込まれたら大陸間で打ち返す飛距離もない。

もちろん戦闘になれば真っ先に狙われる。

昨今話題になっている敵基地攻撃能力とは程遠い話だ。

打ち込まれるのを抑止するのは主にICBMなど戦略核になる。

ただアメリカに戦略核をシェアリングさせてくれといっても難しい。

(交渉次第かもしれないが自分がアメリカの立場だったら断る)

そしてベルギー、イタリア、ドイツ、オランダ、トルコの保有する核シェアリングはアメリカにより提供されて戦時に於いてもNATOの総意で決定できるが事実上はアメリカの承認がなければ使用できない。wikiより

国内の意志だけでは使えない。

逆にいえばアメリカに発射の最終判断を任せてしまうのは総理を筆頭に国民全体に渦巻く責任逃れな日本人にとってマッチしているともいえる。(嫌味

侵略を受ける抑止には有効だが核を打ち込まれる抑止としては微妙だ。

現状の日米安保での防衛状況と大差がない気がする。

どこに配備するだの手間を考えたら時間もかかるし自衛隊の運用コストも跳ね上がりそう。

だからコスパが大好きな現実主義者としては核シェアリングなど検討すべきではない。

というわけでもない。

軍事的にはオールマイティではないが政治的には意味を持つと考えている。

『なんでアメリカ人が駐留して日本を守り続けなきゃいけないの??』

これはトランプ大統領が就任後に日米安保について説明を受けた際に言った端的な意見だ。

日本にあまり詳しくないほぼ全てのアメリカ国民が今の日米安保の説明を受けたら同じ意見が返ってくると想像できる。

それに対してアメリカ軍は出て行け!日米安保は不要だ!とよくデモをしている日本のご都合主義な左巻きはこう詰め寄るだろう。

「日米安全保障条約があるからだ!当たり前だろ」

「思いやり予算で米軍にいっぱい金渡しているだろ?守れよ」

あなたがもしアメリカ国民だったとしてこんな奴らの国を大切な自国民を派遣して命を賭して守ってあげたいだろうか?

敢えてお花畑の方々の意見を意地悪く書いているが米国メディアが日本の左派の発言を探して多少でも悪意を持って切り取れば日米安保の改悪や廃止や条件をつけるようにアメリカ国民を誘導することもできる。

左派系政治家の発言を探せばいくらでも出てくるだろうし民主党政権で探せば当時の日本政府の発言として見つけることもできそうだ。

自分がもしアメリカ人で日米安保に詳しければジャップを守る条約なんて破棄か改定してその無駄な軍事費を国内予算に回してくれ!と叫んでいるかも知れない。

一般的なアメリカ人が東の果ての国と昔に交わした条約までまともに理解していないから議論や世論になっていないだけではないだろうか?

国民が関心がないので米国マスコミも関心がない、今のところ日米安保が継続できているのはそれだけの気がする。

日本人が思っているほどアメリカ人は日本のことなんて知らない。

アメリカはすでに世界の警察官をやめようとしていたが当時の安倍総理はトランプ大統領に中国の脅威の最前線として米軍が必要だとアメリカ側の利を解いて安保の必要性を納得してもらった。

せめて日本も自国は自国で守るという防衛の意志と行動がないと侵攻されても同盟国からウクライナのように経済制裁すらして貰えない。

それどころかカネだけ出してアメリカに守ってもらっていた情けない国だから攻め込まれても仕方ないと白い目で見られるだけだ。

特に仮想敵国は中国であり彼の国はロシアに比べても日本人が想像しているより味方が多い、というか敵対したくない国が多い。

この先に親中路線の政治家が増えてアメリカ国民感情が悪化していけば条約を改定や破棄される可能性だってある。

未だに左巻きは念仏のように日米安保があれば攻め込まれないというだろう。

更にお花畑な方々は憲法9条さえあれば安保なんか破棄しても、自衛隊なんて存在しなくても攻め込まれないというファンタジーの世界に住んでいる。

もしアメリカ国内で誰かが扇動を始めて日米安保は最早アメリカに全くメリットがないので見直そうと理論展開されたら堪らない。

一からそんなムーブメントを起こすのは難しいが日本に親中政治家が更に増えてアメリカに不利益を与える事件でも起きればあり得ない話でもない。

あと韓国の慰安婦像のように世界中で日本を貶める活動もボディブローのように効いている。

国交断行しておかしな国は相手にしていないことを示さないと世界も分かってくれないだろう。

世界を見渡しても我々は礼儀正しいイメージはあるがさほどよく見られているわけでもない。

もし侵略されても戦後に他国が作った憲法を受け入れたまま平和ボケしてダラダラと国防への改正もせず侵略ウェルカム状態でロシアの侵略時に核シェアリングすら考えなかったアホな国だから仕方がないよ〜

と言われておしまい。

世界世論なんて歴史背景なんて気にせずその場しか見てくれない。

だからせめて核シェアリングを取っ掛かりにして現状の世界情勢に合わせて日本にベストの防衛が何かを模索して日米安保を最大限に活用しつつ自国は自国で守るんだと世界に意志表明することが必要だ。

核シェアリングは罪の共有とか責任の共有という意見もある。

せめて日本は日米安保をアメリカ国民に説明した時にカネ以外で彼らに納得してもらう共助は必要だ。

核シェアリングは安倍晋三元総理が提言した。

日本を防衛する本丸は核シェアリングなどではなく憲法9条を改正することだ。

おそらく安倍さんもそういう思いで発したのだと思いたい。

世界中の誰もが戦争なんて望んでいない。

望んでいないが独裁国家は何をするかわからないと今回の侵略で理解できた。

保守のみなさんこんなところでいかがでしょう?(だから一体何に忖度しているんだ


おすすめ記事

ためになる記事だと思ったらシェアおねげえします

フォローする

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

Ads Blocker Detected!!!

We have detected that you are using extensions to block ads. Please support us by disabling these ads blocker.

Powered By
100% Free SEO Tools - Tool Kits PRO