家庭内ネットワーク2.5GbE化計画断念

我が家のネットワーク環境は比較的古い。

1Gbpsの出始めに買ったスイッチングハブがいまだに基幹ネットワークとなっている。

周りの機器は比較的コロコロ変わっており、地上波テレビの環境は完全に無くなりVODやYoutube主体となった。

PC内のストレージもSSDが主力に変わりつつありスマホも比較的早いストレージを内蔵するようになってきた。

NASで使っている8TBのHDDもSSDに比べれば遅いものの200Mbytes/sは出る。

今やNASと他の機器の間のスイッチングハブの速度がボトルネックになりつつある。

インターネットはマンションのVDSLが足を引っ張り引っ越すかモバイル回線使ったホームルーターでも導入しない限り100Mbpsの足枷から逃れられないが内側だけでも速くする意義はある。

そろそろ家庭内ネットワークを高速化したい。

以前に一度検討したが導入機器の費用が10万円位かかりそうだったのでやめた。

たかがNASの速度を2倍にするのにそんな費用は出せない。

しかし最近2.5Gbpsのスイッチングハブはリーズナブルになっている。

いくら安くても中国製のTP-LINKは問題があるので採用する気にはならないので他の機器で探してみると国産格安ネットワーク機器メーカーのPlanexが1万円前後で2.5Gbps5ポートを販売している。

PC2台とNASとカスケード用のポートで4つ使い残り1ポートが予備でいい。

このメーカーは仕事で使ったことはないが家庭用ならありだろう。

あとは端末側のLANポートだ。

以前諦めたのはスイッチングハブも高かったが受け口の2.5Gbpsのイーサーネットアダプターも1個1万円近くしたしマザーボードに高速LANが実装されていたのはハイエンドしかなかった。

それが今やマザーボードならミドルレンジに実装されているしUSB変換アダプターなら3千円前後で買える。

4個買っても1万円前後なので合わせて2万円で構築できそうだ。

使っているLANケーブルはCAT6なのでなんとか動作をするはず。

2.5Gbpsの上に5G、10GもあるがNASがHDDではあまり意味がない。

NASやfireTVあたりが純正品以外のLANアダプターが使えるかよくわからないのでまずは2.5GbpsのLANアダプターだけ1個買ってPCと NASとfireTVに接続して認識して1Gbps出るか確認してみた。

このアダプターはQNAPのNASのUSB3.0に接続すれば使えるという噂だった。

検証して最悪使い物にならなくてもUSB3.0のLANアダプターはWi-Fiが調子悪くAPの設定をしたいとかでノートPCを有線LANで繋ぐ時に使えるので無駄にはならない。

届いたので早速QNAPのNASに接続する。

LEDがチカチカしていないからダメっぽい。

管理画面でチェックしてもアダプターが認識されない。

仕方がないので次にFireTVにUSBハブ経由で挿してみる。

これもダメ。

ありゃ。

念の為に壊れていないかゲーミングPCでチェックしてみる。

ネットワークにつながらない。

お、これは壊れているか?

逆に少し光明が見えてきたw

しかしWindows11になっているLenovo PCにつなぐと一発で認識した。

Windows10のゲーミングPCでデバイスマネージャーをチェックするとLANアダプターは認識しているがOS標準のドライバーが無いらしい。

オリジナルのLANポートにケーブルをつなぎ自動更新でドライバーをダウンロードしたところ認識してアダプター経由でネットワークにつながった。

壊れていなかった。

うーん、TS128みたいな安物では認識しないのかな?

結構古いNASなのでLinuxのOSが古すぎてドライバーが無いか?

このためにNASを買い替えるのはもったいないので2.5GbE化計画はここで頓挫した。

もしかするとNASの中のLinuxをいじくり回せばアダプターを認識するかもしれないが下手に触ってNASを壊すのも面倒なのでそっとしておく。

いつかNASが壊れて更新するときにでもまた考えよう。

それともこの先NASを買い替えるくらいなら最近だと2万円前後で買えるコスパのいいミニPCでN95N100が発売され始めているのでこれをNASに代用するのもあり。

それかpassmark4000台もあるひと世代前のN5105がかなり安くなっているのでプライムデーのタイムセールで1万円を割るくらい安くなっていたらNASに特化したFreeBSD系のXigmaNASTureNASやLinux系のEasyNASをインストールして使うのもいいだろう。

一般的には長きにわたりディストリビューションの豊富なLinuxの方が強いが NASはFreeBSD系の方が当たりらしい。

もちろん初期導入されているWindowsでもNASの代わりにできるが中華製は前述のTP-LINKだけではなく古くは大手のレノボもバックドア問題があり常時稼働はチト不安なので中華メーカーが想定していないOS入れ替えをした方が安心できる。

おそらく弱小PCメーカーはハードに小細工するまでの技術はないのでOSを書き換えてデータを中国のサーバーに送るようなドライバーなどが仕組まれていると思う。

しかし日本のレビューサイトを見ていて中華製小型マザーボードに中国へデータを送るトロイが仕組まれていたりするので一概にOS入れ替えでは安全ではないので一旦はセキュリティソフトをインストールしてチェックはした方がいい。

話が逸れたがN5105はi5-7200Uよりも速くてTDPは10Wなのでそれほど消費電力も上がらない。

passmark4000台で6WのN100は更にNAS用に向いているがいかんせん元ATOM系最新CPUなので安くならない。

最新のN95はpassmark5000台後半で普通にデスクトップPCとしても使えそうだがTDP15Wであまり低電力設計ではない。

NASにするなら24h365days立ち上げっぱなしにするのでパフォーマンスよりも消費電力が優先だ。

古めでpassmark3000のTDP10WのJ4125搭載ミニPCあたりが1万円を大きく切っているとお買い得感もある。

今後はN95とN100が主力になるので狙うならN5105とJ4125あたりの一掃処分だ。

ちょうどアマゾンプライムデーなのでいい商品が安く揃えばネットワークの2.5G化もある。

今のところ何百ギガの大容量のデータ移行ならUSBスイッチでSSDを切り替えて移せる環境なので問題ないがネットワークも速くなった方が助かる。

普段使いでちょっとした10GB程度のデータを移したりするのにネットワーク高速化はしたいがSSD2TBが1万円前後まで下がっているのでそっちを強化してUSB切り替え機で使った方がよほど速いのが話を難しくしてしまった。

アマゾンプライムデーの結果としてはひとつ前の記事の通りN95やN100以前のミニPCの在庫整理があるかと思っていたが下がらなかったので今回の切り替えは見送った。


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