リピトール長期服用でまさかの横紋筋融解症?!

リピトール(アドルバスタチン)を飲み始めて15年で突然筋肉痛と筋痙攣の副作用が襲ってきた。

肝臓値も高くなり肝炎などを疑い検査をしてもらったが何もなかった。

服用をやめて1ヶ月半で肝臓値は正常値に戻った。

CPKやミオグロビンも正常値だったので証拠は残っていないが症状から横紋筋融解症が頭によぎっていた。

一方で薬をやめていたのでLDLコレステロールが跳ね上がってしまった。

そこで再度アドルバスタチンを半減の5mgで5日間続けてみたら筋肉痛と筋痙攣が復活した。

ニュースだと自宅付近も新型コロナ包囲網が完成しつつあり病院に近づきたくないが放置もできないので最大装備で高脂血症の専門医がいるクリニックに初診で駆け込んだ。

ちなみに最大装備とはこれまでのコロナ対策に加えて今はアンテナ式の孫の手も持ち歩いている。

以前紹介した千原せいじが海外旅行の必需品とテレビで観て衝動買いした孫の手だ。

背中を掻くためではない、これで顔を掻くようにしている。

掻いたら消毒スプレーをしてカバンに戻す。

再三再四テレビで報じられているので皆さんご承知だろうが新型コロナの主な感染ルートは物体にウィルスが付着していてそれを手で触れてしまい、その手で目や鼻や口を無意識でこすって粘膜から体内に入ってしまう。

だから手から顔への感染ルートを遮断した。

孫の手と定期的な手洗いで十分とも思えるがこれまで通りマスクをして手で何かを触った都度に次亜塩素酸水かアルコールで消毒をして、5分毎にのどぬーるスプレーを吹きかけている。

病院は椅子から服のお尻や脇にウィルスがくっついてくる可能性があるので自分の服に触れた時も必ず消毒するのがポイントだ。

当初病的と表現したがこの程度のこと国民全員に義務つけてもいい状況じゃないだろうか。

閑話休題、

クリニックでは直ぐに血液検査となりLDLコレステロール値は正常範囲に収まっていた代わりにCPKが78→402でミオグロビンも上昇していた。

要するに筋肉が血液中に溶け出している。

このままCPKとミオグロビンが上昇し続けていれば難病の横紋筋融解症と診断されるその前駆症状だ。

危ない。

一方で肝臓値は正常でこの程度の服用では悪化していない。

さすが強い臓器だ。

逆に80まで上昇していたのは長期服用で悲鳴をあげていたのだろう。

痛風一直線だった尿酸値は回転寿司を断ち納豆を半減したらあっという間に正常値に戻ってきた。

4.9→6.4→7.2→7.6→6.3

痛風の天敵「お寿司」恐るべし。

高脂血症で探して見つけたクリニックだがこの医師によるとスタチンを長期間服用してからの副作用は珍しいようだ。

どちらかといえば飲み始めで発生することが多いらしい。

診断にてアドルバスタチンの服用はやめることになった。

振り返ってみるとアドルバスタチンの服用を開始して何年か過ぎた頃に太もものこむら返りが何度か出ていた時期があった。

当時スタチンとこむら返りが結びつかずミネラル不足だと思い込みサプリのマルチミネラルを買って飲んだ。

そんなキッカケで7~8年も服用しているマルチミネラルだったが紐解けばスタチンのせいで飲んでいた事になるのでやめてもよさそう。

もし当時CPKを調べたらヤバかったかも。

強引にそのまま飲み続けて気合で正常にしていたようだ。

今回は上半身の筋痙攣なので万一呼吸筋などで起きたら怖いのでおとなしくいわれた通りにする。

医師からスタチン以外のゼチーアあたりを推奨されるかと思ったら試してみるのはスタチン系のリバロだった。

一般名はピタパスタチン。

長期間服用しているのでスタチンに種類があることは知っていた。

出典鹿児島医師会病院薬剤医報

効きによりストロング系とスタンダード系に分類されている。

ストロング系にはこれまで服用していたリピトールのアドルバスタチンの他にクレストールのロスバスタチンがある。

スタチンなら脂溶性から水溶性に変更してクレストールかメバロチンあたりを処方されるかと思ったが同じ脂溶性のリバロだった。

もう一つ代謝型と非代謝型に分類されるのでおそらくこの観点で切り替えたようだ。

あとこちらの副作用情報もピタパスタチンを選ぶ根拠になりそうだ。

出典 臨床ニュース

おそらく

アドルバスタチン(代謝型)→ピタバスタチン(非代謝型)→プラバスタチン(非代謝型+水溶性)→スタチン以外のゼチーアとEPA製剤の複合処方

という順番で副作用を確認しながら切り替えていくと予想している。

スタチンの副作用で悩んでいる方になにかの参考になればと今後も記事にしたい。


おすすめ記事

ためになる記事だと思ったらシェアおねげえします

フォローする