やり残していること ゲーム編ファイアーエムブレム

亡くなる前にやっておきたいことを考えている。

そのひとつがゲームだ。

ゲーム好きでファミコン時代からアクションやRPGなども遊んできたが特に好きだったのがストラテジーだ。

ゲームに疎い方にストラテジーを一行でまとめると細かくは色々ジャンルがあるけれど、将棋のような駒を動かして戦う陣取りや王取り合戦でメーカーなどがルールを決めてボードゲームやテレビゲームにしたものだ。

亡くなるまでに好きだったストラテジーのシリーズを制覇したい。

ロボット物が子供の頃から好きだったのでスパロボシリーズでもいいがタイトル数が多すぎるのとストーリーが酷似していて今どれやっているかわからなくなり飽きてくる。

もう一つはファイアーエムブレムシリーズだ。

ファミコンでやり込んでいたのを覚えている。

その後いくつかにタイトルもその時代時代のゲーム機で遊んでいた。

ファイアーエンブレムをオマージュしたと思われる作品にはタクティクスオウガ、ファイナルファンタジータクティクス、ジャンヌダルク、フェーダ エンブレム オブ ジャスティスなどの秀作が挙げられる。

ドラクエやFFほどでは無いにせよ後世に影響を与えた名作ゲームの一本に間違いはない。

ファイアーエンブレム(以降FE)は当時あった大戦略などの駒は兵器という考えとは異なり駒ひとつひとつにキャラクターと個性を与えプレイヤーに愛着を持たせようと試みた。

そしてストラテジーには珍しくストーリーを進めてキャラを成長させることにより出世魚のようにグレードアップする。

傭兵→勇者、アチャー→スナイパーのように。

但し一度死ぬと生き返らないシビアさが特徴だった。

大昔にゲーム世代は何でもリセットすればいいと考えているとか言われてきたが日本で発売されたゲームの多くはゲーム内の魔法や薬で蘇り人生やり直せるのが常識だった。

その中でもこのゲームは死んだら本当にリセットしてステージ最初からやり直さないと満足のいく進行が出来ない仕様になっていた。

RPGに比べて巻き戻し時間がかなり長い。

考えなしに適当にプレイしていると主要キャラがバタバタ倒れて消えていく。

それでもストーリーは進行してしまう。

そのうち戦力が減り行き詰まる。

行き詰まっても救済措置はない。

誰も失わないで進めるのに頭を使う緊張感溢れるゲームだった。

将棋の詰将棋をやっている感覚だ。

突破できるルートはいくつかあるが一手間違えると誰かが死ぬ。

一方で将棋と違うのは例えば飛車を歩に刺し違えて王を取る兵法が当たり前だがこのゲームは誰も使い捨てずにワンフォーオール・オールフォーワン(1人は全員のために、全員は1つの目標のために)の精神で進めていかなければならない。

将棋や大戦略のような肉を切らせて骨を断つような戦術は取れない。

たまにストーリー上犠牲を前提としたキャラが存在するタイトルもあったが誰も失わないのが基本戦略である。

兵種をステージの適材適所に移動させて運用するのは当然だが避けまくり必殺が出やすいので毎回活用して経験値を上げて勝手に強くなる傭兵ナーバルのようなキャラが居る一方で潜在能力が低いとか移動が遅くて育てきれず落ちこぼれていくキャラも出てくる。

落ちこぼれたら守備に回すとか囮に使うとか前線に出さず死なないように適材となる役割もプレイヤー自ら考えなければならない。

そこにランダム要素まで入ってくるのでリアリティーがある。

まさに社会の縮図だ。

失敗したらリセットしてルートや戦略を再構築してまた誰かが死んだらリセットしてやり直し失敗したらやり直しを何度も繰り返して中々前に進まないマゾゲーだ。

このゲームのシリーズを通じてトライアンドエラーや得手不得手の適材適所に担当者を配置するとか仕事のやり方すら学んだような気もする。(うそw

そんなFEは30年間の歴史で数多くのシリーズ作品が世に生み出された。

もちろん好きなシリーズなのでかなりのタイトルをプレイしている。

それでも複数のプラットフォーム(ゲーム機)個別に作品を発売しているためこの作品だけのために全ての本体を買えず完全網羅しているわけではない。

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Wii、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、スマホ、スイッチを跨って作られておりこの中でゲームボーイアドバンスとスイッチは買っていない。

ハードウェアがニンテンドーしかないのはFEが同社謹製タイトルであるためだ。

実際の製作は下請ゲーム会社に発注している。

17タイトルがありifは3作品に派生しているので合計19タイトル中でプレイしたのが確か10タイトルだ。

あとインターネットダウンロード前身の衛星電波でゲームをダウンロードして遊ぶサテラビュー作品のアカネイア戦記は今となっては遊べないので除外している。

30年もあれば仕事やプライベートでやたら忙しい時期もあったのでゲーム機を持っていたのにも関わらず遊べていない作品もある。

これからコンプリートするために問題なのは今は亡きゲーム機ばかりなので中古で探すと下手をすれば定価の数倍になる可能性がある。

代替え手段としてWiiやWiiUなどでバーチャルコンソールという過去作品をニンテンドーオンラインでダウンロードして遊ぶ方法もある。

実際に2002年発表の封印の剣は後のWiiUのバーチャルコンソールでプレイをした。

烈火の剣や聖魔の光石も同様にWiiUでプレイしておけばよかったが昨年のプチリフォームで本体をたった千円で売却してしまった。

買い戻せば一万円近いだろう😫

だからゲームボーイアドバンス本体とソフトを中古で探して買って遊ぶかスイッチのバーチャルコンソールが発表されたらスイッチを買って遊ぶしかない。

あとは中古ソフトを買ってきてデータを吸い上げて遊ぶという選択肢もある。

メディアがCDならまだ難しくないがROMソフトだと汎用性がないROM吸い上げ機を買うのもあまり現実的ではない。

出来ればスイッチでバーチャルコンソール版を発表してくれれば本体購入のきっかけになる。

どちらにしろFE最新作の風花雪月はニンテンドースイッチのタイトルなのでいつかは購入したい。

3DSでも手つかずの作品があるがこちらは運よく稼働する本体が2台も現役で残っているのであとはソフトを中古で入手すればプレイできる。

難関はスーパーファミコン版のトラキア776だ。

聖戦の系譜の続編にあたる作品だ。

当時買ってプレイしたものの難易度が高く放り投げてしまった。

買ったのに終わっていないのでエンディングを見ないといけない。

今やハードもソフトも手元にない。

スーパーファミコン本体はジャンク屋探せば安く入手できる。

スーファミは赤黄白のコンポジットケーブルだが我が家のテレビも古いので付けられる。

これがファミコン版だとRF端子なのでHDMI接続が出来る互換機でも買わないと仕方がない。

ファミコン、スーファミ、ゲームボーイアドバンスをバラバラに揃えるくらいならレトロフリークを買う手もあるけどこのハードはプレミアついて定価より上がっているからなぁ。

スーファミの可動品なら数千円で見つかりそうなのでソフトを手に入れようかと調べてみるとトラキア776には3万円(駿河屋)とかとんでもない価格がついている。

知らなかったがファミコンやスーファミで販売数や現存数が少ないレアソフトは数十万円とか値がついて完全にコレクション化して高額商品になっているようだ。

確かにトラキアも難易度が高すぎて買った人が少なかったんだろう。

いく人かのファミコンコレクターのYoutube動画を覗いてみたがファミコンのROMって現存数が限られているので投資目的として考えると面白いかも知れない。

アンティーク金貨同様に新規発行は無いのでコレクターが増えて取引数も増えれば価格が高騰していく世界だ。

但しファミコン世代以外のコレクター需要が増えるかによって今後の投資案件として考慮できるか判断しなければならない。

それにROM贋作家まで居て偽物も多いので真贋力を身につけないと大損する。

いやいや違う今回は投資の話ではない。

トラキア776も物理的なソフト入手が困難だとすると今のところWiiUのバーチャルコンソールでプレイするしかないか。

WiiUもう一度買い戻すか。

3DSのバーチャルコンソールという手もあるけど年寄りこそ大画面で遊びたい。

早くやっておかなきゃバーチャコンソールも全部終了するとそれこそ無理ゲーになる。

悩む。

最後にこれまでプレイしたシリーズ作の中でベスト1を選ぶならファーストを除き96年発売スーパーファミコンの聖戦の系譜かな。

戦乱を治めようと親から子へ二世代に渡って繋げていく壮大なストーリーと普通のシリーズ作の半分の章しかないがその分一章のボリュームが大きく映画一本観たような感覚でやりがいがあった。

今やよく使われるあらすじの原形があちこちに散りばめられている。

そしてこのシリーズは1軍と2軍が出来てしまい2軍が遊兵になってしまうことが往々にあるんだけどこの作品はほぼ全軍を活用しないと勝てないゲームバランスになっていた。(と思う)

ただルックスが画一的で敵と味方を区別できなかったのが難点だった。

このシリーズは大抵ルックスで仲間にできそうと判断できたけどこの作品はほぼ美男美女でよくわからない。

顔で善悪が判断できないのはある意味現実に近い。

この作品で人間顔だけで判断しちゃあいけないと学んだ気がする(うそw

ストーリーだけで考えると蒼炎の軌跡がよかった記憶がある。

ファミコンのドット絵のシリーズ作がよくぞここまで成長したと感心した。

でもゲームキューブ版のみでバーチャルコンソールもないのでプレイしたくても今更ゲームキューブを入手するのもきつい。

ニンテンドーさん風花を除いて全ファイアエンブレムシリーズをスイッチのバーチャルコンソールのオールコンプリート版で出してくれ!!

そうすれば風花もやりたいからさっさとスイッチ買うぞ。

3DS版も含めて通して一挙に大画面で遊びたい。

それかスーパーファミコンミニとかPCエンジンミニとかジオネオミニとか当時のタイトルいくつか同梱しているけどシリーズものを一気に遊べる筐体の販売でもいい。

ファミコンからスイッチ手前の3DSまでをエミュレートしてひとつの筐体に風花以前のFE全て遊べるゲーム機をニンテンドーが出してくれたら買いたい。

今の技術なら難しくも無い。

ニンテンドー謹製シリーズ物なら版権が社内にあるのでいくらでも商品を生み出せるいい商売だ。

例えばスイッチを除く過去作全てのマリオシリーズやゼルダシリーズ遊べる筐体を出して手応え感じたらFE版も出してくれないかな?


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